コメント
いま読んでます
(
アブダビ
)
2015-10-16 21:44:16
初出勤が来週末なもので身辺整理と読書をしてます。管理人さんのレビューで「化石の荒野」を読みたなったので、出掛けるが
無い!
ただ、やはりお勧めのこっちは上下で揃っいました。
上巻の半ですが…悪漢小説とはいえ、あんまし無造作に殺すので、些か唖然。
マック・ボランみたいに大義名分や無関係の人を巻きこまん配慮なし。
まあ、脱獄囚て世間を敵にした存在ならば
それは合理的判断ですけど…
これは大藪しか書けんわ…
ところで西村・大藪クラスの作家になると
目指す本を探すのに逆に苦労しますね?
量が膨大なので古本屋に目指す作品があるとは限らず。
専門のエンタメ古書店では実は書棚を食うから扱わない。だから新古書店しかないのでさが、亡くなって久しいもんで、
新古書店では数年前まで山積みしていた彼らの作品が扱われなくなってる。
よーするにBOOK・OFFとかが地元の仕入から売りつくしてしまって、逆に手に入らない。昨夏は風かが早い。大作家でも。
そこへゆくと山田風太郎氏は実は凄いなあもんだなと思います。
アブダビさん
(
雫石鉄也
)
2015-10-17 04:54:56
そうですね。大藪、西村は古書店にあることはありますが、目的の本はなかなかないですね。
でも、なにのを探すのが楽しみなこともあります。
どうしても欲しい本はアマゾンを使います。
読み終わりました
(
アブダビ
)
2015-10-20 00:59:55
凄いですね…寿行センセもそういう部分がありましたが、迫力と熱さだけでも引っ張ってしまう筆力。
いったい何人を殺してるんだろう?
今回は「殺しても構わないような悪党」だけでなく、「口封じの行きずり」みたいのも必要ならばんばん殺す。
寿センセの「往きてまた還らず」のテロリスト僧都に匹敵しませんか、このヒーローの居直りは。
たまたま「蛮勇コナン」のR・E・ハワードの21年ぶり短編集(事実上ほとんど初訳作品ばかり)を購入して、読後に読んだのです。別に読み比べた訳でないですが。
バイキング時代のアウトローを主役にした
ヒロイックファンタジーがあって、
赤子を育てるかどうか!雪原に放り出して
生命力を見て決める…みたいな処で育ったから、殺しに抵抗がのいんでさね。
決して殺しが好きなわけでも、フェアでない訳でもない。
ただ持てるルールが自分のそれで、一般社会のルールなんか知らね…て態度が一貫。
大藪や西村のヒーローは、ある意味にハードボイルドなんかより、蛮勇コナンに近いのか?
ハードボイルド小説って固茹でとかいいながら、かなり世間的な規範や情緒に縛られていると思うときがあります。
その点で、実は大藪・寿行の二人は突き抜けていたのでないでしょうか?
二人とも文壇とか関係なく生きているし、
他の類似作品作家や作品群の「山脈」に対して「独立峰」ですし。
アブダビさん
(
雫石鉄也
)
2015-10-20 04:56:00
読まれましたか。すごかったですね。
大藪をハードボイルドというのは、少し違和感を感じます。やはり活劇小説と行ったらいいでしょう。
大藪、西村両人とも確かに、「独立峰」で、あまり同業者と交際しない作家ですが、少しはあるようです。
大藪は星新一と仲が良かったそうです。それに大藪は横溝正史のファンで熱心な読者で、横溝正史賞の審査委員をやってたときがあります。
西村は田中光二と対談したことがあります。
管理人さんの好きな大薮作品は?
(
アブダビ
)
2015-11-27 14:57:40
教えてください。
実は、最近に大薮、西村作品が新古書店で入手しすらくなってきた事もあり、
その出来の良い作品は読んでおこうと思うようになりました。
とくに印象に残ったお気に入り作品があれば、教えて戴けると助かります。
合わせて西村作品も頼めると、さらに有りがたいのですが。お願いします。
アブダビさん
(
雫石鉄也
)
2015-11-27 15:10:01
そうですね。
まず、大藪作品ですが「傭兵たちの挽歌」「汚れた英雄」「みな殺しの歌」「蘇る金狼」「俺に墓はいらない」なんかですね。
西村ですが、シャチシリーズの「赤いシャチ」「蒼茫の大地、滅ぶ」「滅びの笛」なんかが私のおすすめです。
これらの作品は、読み直して、いずれこのブログでレビューするつもりです。
レビューお待ちしております
(
アブダビ
)
2015-11-28 01:39:11
それは楽しみです。
鯱
(
アブダビ
)
2015-12-24 23:21:17
「赤い鯱」「黒い鯱」を休日に読了しました。夢枕貘+大薮エージェントもの…みたいな感じで中々に面白い。
ただ…「往きて還らず」の僧部みたいな強烈な悪党がいないせいか、あの狂熱感には
ちと負ける気もするす。
ふと思うたのですが、終盤戦が割りと手短で、あっさりしてるのは大薮活劇に似てますね。中盤戦に厚くなる傾向が二人にある気がしました。
あと何冊か大薮、西村を堪能したら、現在の作家に戻ろうと思います。
アブダビさん
(
雫石鉄也
)
2015-12-25 10:20:25
「赤い鯱」近いうちに再読しようと思ってます。
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無い!
ただ、やはりお勧めのこっちは上下で揃っいました。
上巻の半ですが…悪漢小説とはいえ、あんまし無造作に殺すので、些か唖然。
マック・ボランみたいに大義名分や無関係の人を巻きこまん配慮なし。
まあ、脱獄囚て世間を敵にした存在ならば
それは合理的判断ですけど…
これは大藪しか書けんわ…
ところで西村・大藪クラスの作家になると
目指す本を探すのに逆に苦労しますね?
量が膨大なので古本屋に目指す作品があるとは限らず。
専門のエンタメ古書店では実は書棚を食うから扱わない。だから新古書店しかないのでさが、亡くなって久しいもんで、
新古書店では数年前まで山積みしていた彼らの作品が扱われなくなってる。
よーするにBOOK・OFFとかが地元の仕入から売りつくしてしまって、逆に手に入らない。昨夏は風かが早い。大作家でも。
そこへゆくと山田風太郎氏は実は凄いなあもんだなと思います。
でも、なにのを探すのが楽しみなこともあります。
どうしても欲しい本はアマゾンを使います。
いったい何人を殺してるんだろう?
今回は「殺しても構わないような悪党」だけでなく、「口封じの行きずり」みたいのも必要ならばんばん殺す。
寿センセの「往きてまた還らず」のテロリスト僧都に匹敵しませんか、このヒーローの居直りは。
たまたま「蛮勇コナン」のR・E・ハワードの21年ぶり短編集(事実上ほとんど初訳作品ばかり)を購入して、読後に読んだのです。別に読み比べた訳でないですが。
バイキング時代のアウトローを主役にした
ヒロイックファンタジーがあって、
赤子を育てるかどうか!雪原に放り出して
生命力を見て決める…みたいな処で育ったから、殺しに抵抗がのいんでさね。
決して殺しが好きなわけでも、フェアでない訳でもない。
ただ持てるルールが自分のそれで、一般社会のルールなんか知らね…て態度が一貫。
大藪や西村のヒーローは、ある意味にハードボイルドなんかより、蛮勇コナンに近いのか?
ハードボイルド小説って固茹でとかいいながら、かなり世間的な規範や情緒に縛られていると思うときがあります。
その点で、実は大藪・寿行の二人は突き抜けていたのでないでしょうか?
二人とも文壇とか関係なく生きているし、
他の類似作品作家や作品群の「山脈」に対して「独立峰」ですし。
大藪をハードボイルドというのは、少し違和感を感じます。やはり活劇小説と行ったらいいでしょう。
大藪、西村両人とも確かに、「独立峰」で、あまり同業者と交際しない作家ですが、少しはあるようです。
大藪は星新一と仲が良かったそうです。それに大藪は横溝正史のファンで熱心な読者で、横溝正史賞の審査委員をやってたときがあります。
西村は田中光二と対談したことがあります。
実は、最近に大薮、西村作品が新古書店で入手しすらくなってきた事もあり、
その出来の良い作品は読んでおこうと思うようになりました。
とくに印象に残ったお気に入り作品があれば、教えて戴けると助かります。
合わせて西村作品も頼めると、さらに有りがたいのですが。お願いします。
まず、大藪作品ですが「傭兵たちの挽歌」「汚れた英雄」「みな殺しの歌」「蘇る金狼」「俺に墓はいらない」なんかですね。
西村ですが、シャチシリーズの「赤いシャチ」「蒼茫の大地、滅ぶ」「滅びの笛」なんかが私のおすすめです。
これらの作品は、読み直して、いずれこのブログでレビューするつもりです。
ただ…「往きて還らず」の僧部みたいな強烈な悪党がいないせいか、あの狂熱感には
ちと負ける気もするす。
ふと思うたのですが、終盤戦が割りと手短で、あっさりしてるのは大薮活劇に似てますね。中盤戦に厚くなる傾向が二人にある気がしました。
あと何冊か大薮、西村を堪能したら、現在の作家に戻ろうと思います。
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