コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
ここの著者は?
(
林石隆
)
2018-10-31 22:55:44
『ソーザップ』というマン・ハント小説を書いていましたね。微かに記憶があるのです。鮮烈に記憶があるのは訳があります。
マン・ハント小説にはリチャード・コンネル『最も危険な猟獣』、キャビン・ライアル『もっとも危険なゲーム』が有名ですが、ちょいと色合いが違いました。
殺しあう男たちが全て美学を持っている。
マスター・キートンを思わせるタフな元軍人にして世界的ベストセラーとなったサバイバル教本の著者が印税全額を種金にして、様々なプロに挑戦する。射撃、狩猟、格闘技、古武道…
様々な事情で参加する男たちは、だれも私利私欲ではなく、病の家族や、自身の技を思い切り使いたい…どれも一瞬の生命を燃やす為にデスマッチに応じる。人間狩りテーマでありながら、殺伐としてないのですよ。
銃やナイフやブッシュクラフトへの熱い想いがありながら、それは大藪春彦とも西村寿行ともヘミングウェイとも違う。ライアルやヒギンズとも違う。何故か私は『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の著者を想像してしまうのです。そうか…こんな本を書いていたのか。
見かけないマイナー作家と思っていましたが、
亡くなられていましたか……そうか。
ダックコールとは鴨を寄せる呼び笛の事ですよね?
根っからのハンター作家だったのでしょう。きっと。私はトレイルランニングや廃道探索を趣味とするので、最低限の読図やコンパスやGPS操作をします。野営も何回かしてます。
なので、こうした作家は好きです。神保町を漁ってさがしてみます。この種のアウトドア感覚が雫石石さまがお好きでしたならば、
早川文庫の『男たちは北へ』をお勧めします。
これは自転車旅の話ですが、北へ向かう中年の自動車乗りと、自衛隊の諜報将校と、家出して北を目指すヒッチハイクな少年の冒険小説です。 焚火もナイフも狩猟も出てきません。
でも感触が似てると思いますよ。その作家さんも若くして亡くなられています。
林石隆さん
(
雫石鉄也
)
2018-11-01 09:39:36
この稲見一良さんは、私のお気に入りの作家の一人です。長編では「男の旗」があります。宝探し冒険小説です。いずれ、このブログでレビューしようと思ってます。
「木村政彦は・・・」は名著ですね。
https://blog.goo.ne.jp/totuzen703/e/2219943b34ca6d9c5bd310c05a795241
コメントを投稿する
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
マン・ハント小説にはリチャード・コンネル『最も危険な猟獣』、キャビン・ライアル『もっとも危険なゲーム』が有名ですが、ちょいと色合いが違いました。
殺しあう男たちが全て美学を持っている。
マスター・キートンを思わせるタフな元軍人にして世界的ベストセラーとなったサバイバル教本の著者が印税全額を種金にして、様々なプロに挑戦する。射撃、狩猟、格闘技、古武道…
様々な事情で参加する男たちは、だれも私利私欲ではなく、病の家族や、自身の技を思い切り使いたい…どれも一瞬の生命を燃やす為にデスマッチに応じる。人間狩りテーマでありながら、殺伐としてないのですよ。
銃やナイフやブッシュクラフトへの熱い想いがありながら、それは大藪春彦とも西村寿行ともヘミングウェイとも違う。ライアルやヒギンズとも違う。何故か私は『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の著者を想像してしまうのです。そうか…こんな本を書いていたのか。
見かけないマイナー作家と思っていましたが、
亡くなられていましたか……そうか。
ダックコールとは鴨を寄せる呼び笛の事ですよね?
根っからのハンター作家だったのでしょう。きっと。私はトレイルランニングや廃道探索を趣味とするので、最低限の読図やコンパスやGPS操作をします。野営も何回かしてます。
なので、こうした作家は好きです。神保町を漁ってさがしてみます。この種のアウトドア感覚が雫石石さまがお好きでしたならば、
早川文庫の『男たちは北へ』をお勧めします。
これは自転車旅の話ですが、北へ向かう中年の自動車乗りと、自衛隊の諜報将校と、家出して北を目指すヒッチハイクな少年の冒険小説です。 焚火もナイフも狩猟も出てきません。
でも感触が似てると思いますよ。その作家さんも若くして亡くなられています。
「木村政彦は・・・」は名著ですね。
https://blog.goo.ne.jp/totuzen703/e/2219943b34ca6d9c5bd310c05a795241
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。