コメント
 
 
 
久しぶりです (悠々遊)
2008-12-21 17:16:53
 しばらく訪問できてなかったので、少しさかのぼって拝見しました。突然コラム№86も同様のテーマですね。
 これは実にデリケートな問題だと思いますが、元をただせばすべて個人のエゴからの出発です。
 トップの言動が気に食わんからそこの製品は買わんとおっしゃるが、トップはすでに資産を持っているから、製品が売れなくてたちまち困るのは、下請け孫請けも含めた末端の従業員ですよね。弱い者同士がいじめあう構図です。
 一人一人の仕事量を減らしてでも、雇用を確保せよとのアイデアも、副業の勧めも、社会全体に余力がまだあるときは有効ですが、本当に余力がなくなれば意味を成さないと思います。
 最低限の生活に必要な収入が仮に4だとして、7や6の収入を半分に減らして、雇用を創出するとしても、社会に余力がなければ共倒れでしょ? もともと仕事がないのに副業などは存在しないでしょ?
 自治体による救済にしても、確かな長期ビジョンがあってのことならともかく、いつ終わるか知れない底なしの現状では、税金を使った場当たり的な自転車操業になるのは明らかです。これも大局的に見ればお怒りの企業と同じく、納税住民に対し無責任な行動だと思いますよ。
 
 
 
悠々遊さん (雫石鉄也)
2008-12-22 21:08:53
私も、私ひとりキャノンのデジカメを買わなかったとて、キャノンは痛くもかゆくもないことは判っております。でも、キャノン=御手洗になんらかの異議申し立てをしたいじゃありませんか。だから、こうして、せめて私ひとりでも、キャノン=御手洗=日本経団連に、抗議の意志を示したいのです。
確かに、私が記事の中でいった提言は悠々遊さんがおっしゃるとおり、社会に余裕あってのことです。自治体の対策も場当たり的で恒久的なものではないでしょう。
しかし、このまま無視することは私はできません。私は、ただの無名のいちブロガーです。でも、私なりに考えて、それなりの具体的な提言をしたつもりです。
あれもダメ、これも無意味といっているだけでは何も前進しません。
私のいっていることは見当はずれかも知れません。でも、このような、小さな声が、あちこちであがり、それが集まって、大きな動きとなって、よりよい方向に流れが行けばいいと考えます。
百貫の鐘にちょうちん1つというではありませんか。
 
 
 
私なりの提案を (悠々遊)
2008-12-22 22:42:52
 実のところ、一言で片づけられてしまうかも、と思いながらの投稿でしたが、真摯な応答に雫石さんの深い怒りを感じました。
 私も否定だけでなく、ささやかながらアイデアはあります。でも、速攻性のある提案ではありません。コンセプトは「工業から自然への回帰」です。
 ひとつは、林業への労働力投入です。今林業は安い外材に押されて採算が立たず、後継者も不足で、山は荒れ放題です。これが自然災害の規模を大きくする大きな要因のひとつになっています。
 私企業に税金を投入して雇用を創出するぐらいなら、そのお金で失業者を雇い、国有林の整備保全を進めてはどうか。
 もう一つの柱は農業への労働力の投入です。個人規模の狭い農地をちまちま維持するのでなく、何人もが集まり協同組合か株式会社化して、大規模農業で食糧自給率を向上させるのです。
 どちらも従来の「きつい、汚い」やり方ではなく、日本お得意の最新テクノロジーを結集して、本気で取り組めば、林業・農業とも効率よく良いモノが生産できるのではないかと思います。最先端のテクノロジーは工業製品生産の専売ではないはず。
 2次・3次産業にばかり目を向けがちでしたが、生命を育んでいるこれら1次産業を、この機会に見直す必要があるように感じます。
 いずれにしても、目先の高い安い(利益)でモノを見ていると、本当に大事なものを永久に無くしてしまうように思います。ついこの間、TV番組でイースター島の特集を見ていて、切実に思いました。
 政府や自治体が、主にアメリカからの外圧をはね返すぐらいの気概で、本気で取り組む必要がありますが。
 
 
 
悠々遊さん (雫石鉄也)
2008-12-23 05:07:23
そうですね。人が余っている、人がいらんといって、人を切り捨てる話ばかりです。しかし、悠々遊さんのいうとおり、人がいなくて困っている業界もあるわけです。
おっしゃるとおり林業、農業もそうですが、漁業もそうです。第1次産業は、おおむね人手不足です。
介護福祉の現場も人が足らなくて困っております。また、医療の現場も医師、看護師の不足は日本の医療が崩壊寸前の状況ではないでしょうか。と、いうかもうすでに崩壊しているといってもいいのでは。
救急患者のたらいまわしによる悲劇などは、医療が崩壊している証左です。
医師は世襲が多いのではないでしょうか。医師になるには医師の家に生まれるのが一番では。また、よほど金持ちしか子供を医学部に行かせることができないでしょう。
しかし、医者の家の子でもないし、金持ちの子でもないけれども、医者としての資質、才能を秘めた子がいるかもしれません。そのような子に機会を与えるのも大切なことでしょう。
今回の不景気はアメリカの病気が感染したわけでしょう。グローバル化して世界が有機的につながった現代、難しいかもしれませんが、日本一国でもなんとかできるような、国としての経済的な基礎体力をつけることが大切でしょう。
 
 
 
同感です (悠々遊)
2008-12-23 12:00:08
 漁業はただ獲るばかりでなく、畜養に本気で目を向けだしているようで、一歩前進かな。
 医療現場、介護現場は人手不足で悲鳴を上げているのに、労働に見合う対価が支払われていないので、人材が逃げていくのでしょう。高い志だけではメシは食えません。善意に頼る政策はいい加減止めにして欲しいものです。
 それの対極にあるものとして、いつも苦々しく感じているのが、

1.高級官僚の天下りによる税金の無駄遣い。数年の腰掛けで数千万や億単位の退職金が税金で支払われるのを、何でいつまでも見過ごしているのか。

2.スポーツ、芸能などの異常な高所得。マスメディアへの露出度が高いほど、労働対価が累進的に増えるこうしたシステムは、異常としか思えない。確かに宣伝効果はあるだろうが、過大評価していないだろうか。
 例は適切でないかも知れないが、高級取りの野球選手の1本のヒットと、介護士の年収が同じだなんて、どう考えてもおかしいよ。

 地道に努力するより、派手に目立った方が努力が報われるとすれば、誰が人のいやがる仕事を引き受けたがるでしょう。何かが間違っているように思うのは私だけではないはず。

 話の方向がずれてしまいました・・・。あしからず。
 
 
 
悠々遊さん (雫石鉄也)
2008-12-23 16:58:29
確かに悠々遊さんのおっしゃる通りです。
看護師よりも、水商売の女性の方が収入がいいなんて、全く納得できませんね。
一方で人はいらんといって人を捨てている。もう一方で人手不足で、ものすごくご苦労されている。
このあたりを、調整するのが政治の仕事ではないでしょうか。
コイズミが始めた規制緩和のツケがきているのです。
 
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