コメント
 
 
 
雫石さん ()
2015-10-18 15:30:10
こんにちは。gooブログとの具合が悪いようで、TBできないので、コメントさせてもらいます。

若いのに、前代未聞の裁判に打って出るところとか、逆に、若さゆえに、正義を懸けた挑戦だと思いました。藤野は苛めを目撃しても何もできなかったが為に、裁判によって、公正に事件の当事者たちを裁こうとした。そんな、苛めに対するリベンジがあると思います。苛めとは、環境を汚し、学校を悪くする、それが、物理的な苛めでなくとも、精神をゆがませて、人間関係をややこしくする、と思います。

だから、藤野もまた、苛めの加担者、黙して語らず、という烙印を柏木に押された事から、それに立ち向かわずにはいられない、のだと思います。そんな、若いのに、語らずにはいられない経験を持った、人物達の描写が見事だと思いました。それは、学校側にとっても、苛めによる殺人の現場となった震源地としての、世の烙印を押し退ける唯一の方法だと思うので、前代未聞の行動とはいえ、浮足立つ教師たちが滑稽でもありましたよ。

社会は法によって、成り立っていると思いますが、法の支配とは、単に困った時だけ法に依存する、という事ではないと思います。法の理解と運用、つまり、裁判の開廷は、生徒たち、苛めの被告の大出でさえ、忘れ得ない記憶として残ると思うので、藤野の執念と勇気は称えられるべきものだと思いました。
 
 
 
隆さん (雫石鉄也)
2015-10-18 22:09:27
柏木もいじめの傍観者だったわけでしょう。では藤野はなぜ、柏木に「あんたはどうなんだ」と反撃しなかったのでしょうね。
 
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