昔中井の実家は建築屋で大手の下請けをしながらほそぼそとやっていた。
ある時、大手の建設業者からビルの基礎工事の依頼を請け、ほぼ完成か?と思われた段階でその工事が急に中止となった。
理由は、過去に建設したビルの耐震性が不備であった為、行政から取り壊し再度やり直押しの命令が下ったからだ。
当然、それまでに掛かった費用は莫大な金額となり一度はその建設業者も倒産の危機とまでいわれた。
取引先への支払いは当然凍結!数軒の業者が潰れたという・・・その中に、中井の建築屋が含まれていた。その建設会社が今の城山建設である。・・・・・・・・
中井「プルルルルル~♪ もしもし、中井やけど・・・」
山田「お~中井か? どないかしたんか?」
中井「実はな~、前にお前に話したと思うけど・・・・朝日ビルの件なんや・・・」
山田「あ~、確かうちで受注予定の建替えの件やろ?」
中井「そ~なんやけどな・・・・」
山田「何かあったんか?」
中井「もしかしたらこの物件、他の所へ流れそ~なんや・・・」
山田「えっ!! それってマジなんか?」
中井「あ~そのようや・・・、そこでお前にちょっと頼みがあるんや!」
山田「頼み? なんや?」
中井「今、沖田に調べさてんねんけどな~、なかなかその建設会社の
情報がわからんのや! だからお前に・・・・・」
山田「あ~わった! これだけの大きな物件や、そこそこ業界の中でも話題に出ているはずや! ちょっと俺にも心あたりがあるから、あたってみたるわ!」
中井「面倒かけるけど、頼むわ! 俺の上司の屈田はまったくあてにならんからな~」
・・・・・・・
崎田部長「沖田! 中井には連絡ついたか?」
沖田「つきました!」
崎田部長「何か言ってたか?」
沖田「今、京都駅に着いたばかりで今から吉田会長に会うって言ってました!」
崎田部長「そ~か・・・他には?」
沖田「何かわかり次第連絡をくれ!と・・・・」
崎田部長「・・・・・」
・・・・・・・・・・・
吉田会長宅
ピンポ~ン♪
用人「どちら様でしょ~か?」
中井「阪松建設の中井と申します!」
用人「中井様ですね、お待ちいたしておりました(^^)どうぞ!」
吉田会長「や~中井君(^^)待ってましたよ! さ~こちらへ!」
中井「失礼いたします。」
吉田会長「中井君、い~レイアウトができましたかな?(^^)」
中井「はい、きっと会長にも喜んでもらえると思います。」
吉田会長「ほ~それは楽しみだね(^^)では、早速見せてもらおうかな・・・・」
吉田会長は中井の説明に目を輝かせながら見入っていた・・・・
吉田会長「中井君、いいね~(^^)私の思いを全部取り入れてもらって・・・うん!これはいい(^^)」
中井「ありがとうございます(^^)阪松建設として他社に負けない思い出全員一丸となって作らさせていただきました!」
吉田会長「では早速、今度の取締役会でこれを説明してくれたまえ(^^)」
中井「かしこまりました! ところで会長・・・・・」
吉田会長「何だね?」
中井「実はですね~、ちょっと変な情報を耳にしたんですよ・・・・」
吉田会長「変な?」
中井「はい! 今回の御社のビル建替工事がどこか別の・・・建設会社で・・・とか?」
吉田会長「(^^)中井君、何を言ってるんだね? 今回の件は私は前から是非君にやってもらおうと思ってるんだよ!それはきっと単なる噂だよ(^^)」
中井「だったらいいんですけどね・・・・?」
吉田会長「中井君、最終決定は私なんだよ(^^)」
中井「(^^)わかりました! 何卒よろしくお願いいたします!」
吉田会長「中井君、今日はも~いいんだろう? どうだい飯でも食っていかないかい? お~い!」
中井「あっ、はい! 喜んで頂きます(^^)」
つづく
ある時、大手の建設業者からビルの基礎工事の依頼を請け、ほぼ完成か?と思われた段階でその工事が急に中止となった。
理由は、過去に建設したビルの耐震性が不備であった為、行政から取り壊し再度やり直押しの命令が下ったからだ。
当然、それまでに掛かった費用は莫大な金額となり一度はその建設業者も倒産の危機とまでいわれた。
取引先への支払いは当然凍結!数軒の業者が潰れたという・・・その中に、中井の建築屋が含まれていた。その建設会社が今の城山建設である。・・・・・・・・
中井「プルルルルル~♪ もしもし、中井やけど・・・」
山田「お~中井か? どないかしたんか?」
中井「実はな~、前にお前に話したと思うけど・・・・朝日ビルの件なんや・・・」
山田「あ~、確かうちで受注予定の建替えの件やろ?」
中井「そ~なんやけどな・・・・」
山田「何かあったんか?」
中井「もしかしたらこの物件、他の所へ流れそ~なんや・・・」
山田「えっ!! それってマジなんか?」
中井「あ~そのようや・・・、そこでお前にちょっと頼みがあるんや!」
山田「頼み? なんや?」
中井「今、沖田に調べさてんねんけどな~、なかなかその建設会社の
情報がわからんのや! だからお前に・・・・・」
山田「あ~わった! これだけの大きな物件や、そこそこ業界の中でも話題に出ているはずや! ちょっと俺にも心あたりがあるから、あたってみたるわ!」
中井「面倒かけるけど、頼むわ! 俺の上司の屈田はまったくあてにならんからな~」
・・・・・・・
崎田部長「沖田! 中井には連絡ついたか?」
沖田「つきました!」
崎田部長「何か言ってたか?」
沖田「今、京都駅に着いたばかりで今から吉田会長に会うって言ってました!」
崎田部長「そ~か・・・他には?」
沖田「何かわかり次第連絡をくれ!と・・・・」
崎田部長「・・・・・」
・・・・・・・・・・・
吉田会長宅
ピンポ~ン♪
用人「どちら様でしょ~か?」
中井「阪松建設の中井と申します!」
用人「中井様ですね、お待ちいたしておりました(^^)どうぞ!」
吉田会長「や~中井君(^^)待ってましたよ! さ~こちらへ!」
中井「失礼いたします。」
吉田会長「中井君、い~レイアウトができましたかな?(^^)」
中井「はい、きっと会長にも喜んでもらえると思います。」
吉田会長「ほ~それは楽しみだね(^^)では、早速見せてもらおうかな・・・・」
吉田会長は中井の説明に目を輝かせながら見入っていた・・・・
吉田会長「中井君、いいね~(^^)私の思いを全部取り入れてもらって・・・うん!これはいい(^^)」
中井「ありがとうございます(^^)阪松建設として他社に負けない思い出全員一丸となって作らさせていただきました!」
吉田会長「では早速、今度の取締役会でこれを説明してくれたまえ(^^)」
中井「かしこまりました! ところで会長・・・・・」
吉田会長「何だね?」
中井「実はですね~、ちょっと変な情報を耳にしたんですよ・・・・」
吉田会長「変な?」
中井「はい! 今回の御社のビル建替工事がどこか別の・・・建設会社で・・・とか?」
吉田会長「(^^)中井君、何を言ってるんだね? 今回の件は私は前から是非君にやってもらおうと思ってるんだよ!それはきっと単なる噂だよ(^^)」
中井「だったらいいんですけどね・・・・?」
吉田会長「中井君、最終決定は私なんだよ(^^)」
中井「(^^)わかりました! 何卒よろしくお願いいたします!」
吉田会長「中井君、今日はも~いいんだろう? どうだい飯でも食っていかないかい? お~い!」
中井「あっ、はい! 喜んで頂きます(^^)」
つづく