☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て17年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

母語の習得、外国語の習得1

2020-03-23 | 子供の発達関連
バイリンガルのように、母語以外の言葉も自由に使いこなせたらいいなあ。。。と思いつつ、ある程度年齢を重ね、年齢相応の認知力がついた上で、新しい言語に触れると、つい、今の母語と同等のレベルを求めてしまいませんか。 私はできる事なら そうであって欲しいと常に思っています。でも、現実は。。。そうではありません(涙)

幼稚園生にもなれば、自分がやりたいこと、気持ち、好きなことの説明なんかも ある程度人に伝えることができるし、お子さんによっては、本が自分で読めたり、文字が書ける子もいる。
中学生にもなれば、少し難しい本や新聞も読めるし、母語でしっかりとした自分の意見を論理的に書くことができる。

じゃあ、学校で習い始めた英語で、これから始める英語学習で 今日本語でできる事と同じ事ができる? 

私達は、我が子は、どうやって日本語を習得したのでしょうねえ。

新しく出会う言語が英語だった場合、何から始めますか。アルファベットの読み方?書き方?発音?日常会話?教科書を読む?ラジオを聴く?

自分の記憶にある範囲で、母語である日本語を自分はどうやって学習していたのか。。幼稚園の頃にひらがなを覚えたことや、1年生の時に作文を書いたこと、漢字練習をした事、本読みなどを思い出します。 親的には、「学習=読み書きができる」「テストで点が取れる」という発想が単純に出てくるかもしれません。 学校はそういう学習がメインだったしね。


でも、でも、実は!! 


言語の発達には、もっともっと もーーーーーーと初期段階がありました!

「聞く時間」です!


それは、遠い遠い昔の、オギャーと生まれた 0歳だった頃のこと。

自分では全く覚えていないと思うけど、子育てをした経験がある人達は、イメージできると思います。
0歳児は、「言葉」としての会話はできません。


でも、1歳前後になると、大人がびっくりするくらい、いろいろな事を認識していると実感されると思います。発する言葉は1語だったとしても、ジスチャー、表情、態度で自分のやりたい事を伝えようともします。

赤ちゃんはどうやって、周りが言ってる事を理解できるようになったのかなあ? 言葉を勝手に覚えたの??

いやいや、もし、誰もその子に 話しかけなかったら、いつも大人しいからとか、逆にうるさいからと、親が自分のこと優先で、ケアをする人から放ったらかしにされていたら。。。 

その子はなかなか言葉や表現力、コミュニケーション力を習得できないし、単なる日常音を聞いてるだけになってしまいます。とってももったいない事です。

0歳から1歳の頃は、見てるだけで可愛い盛りだし、3歳、4歳児のように反抗したり、頻繁に話しかけてくる事はないでしょうが、この大人しい0歳の時期のアプローチ、実はとっても重要です。

言葉の発達は、ある程度リスニングの貯金が貯まると、爆発的に言葉を発する時期が来ると言われています。我が子達もそういう時期がありました。面白いし、そのスピードと量に感動します。貯金がいい感じに溜まっていれば、2歳前後から3歳にかけて その時期が訪れる子が多いと思います。爆発期に至るまでには、生まれた時からの語りかけ、読み聞かせの蓄積が大きく関係してきます。

中には発達に困った事を抱えているケースもありますが、言葉を話し始める前には、たくさん聞く時間が必要だと言われています。
読み書きは、もっともっと後の段階です。

では、どんな働きかけが 効果的か。自分の経験も含めて、また次回書きたいと思います。

外国語の学習にも共通する事があると思います。

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