☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て17年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

周囲に妊婦さんがいたら

2020-02-16 | 子育て
自分の妊娠や出産を通じて、その時に必要な事柄はある程度認識していたつもりだけど、改めて勉強しなおすと子供が心身健やかに誕生すると言うことが奇跡の積み重ねだと言う事を改めて感じます。
男女それぞれの持つ機能の正常さ、それぞれからのDNAの組み合わせ、機能で言えば卵管の通りの良さなどは自覚症状がないけど、ここが正常に機能しないと、自然妊娠は難しいですね。

食事面では、初期には特に葉酸の摂取が必要なことや、その他タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルとバランスのよい食事を心がけることなどは、大概の妊婦雑誌や本にも掲載されていると思いますが、薬の影響や、日常生活からの汚染物質、化学物質からの影響は、あまり大きく取り上げられていないような印象があります。 添加物や香料、プラスチック製品など環境ホルモン 気にしたことがない人は知らずに沢山摂取していることもあるなと感じます。

また、これらの危害因子や病原菌からの影響を受けやすいのが、妊娠初期の数週間で、周囲が妊婦である事を、もしかしたら本人もまだ自覚があまりない時期であるため、妊婦さん以外の人も関わる人達は赤ちゃんへの影響がある事を知ってほしいなって思います。

ただ、胎児の成長に危害を及ぼす可能性が高い因子でも、全ての人に同じように影響が出るかと言えば、食品添加物もそうかなと思うけど、その人の健康状態や、その人が持つDNAの特徴が、ある種の害を及ぼすかもしれない因子に反応しやすいか、影響を及ぼさないかということもあるみたいです。 影響を及ぼす箇所や、時期も、発達段階によっても異なります。

例えば、1950年代に問題になった睡眠薬として使われていたサリドマイドは、奇形を生むという事で、世界中で問題になり妊婦の摂取が禁じらましたが、これは動物実験では危害を確認できず、人間には反応をし、高い確率で多くのご家族を苦しめました。それでも、その確率も100%ではなかった。つまり、サリドマイドを服用しても 影響がなかった母子もいたということです。 そして、この薬、今は癌の治療薬として注目されているとか。

1947年−1971年頃に、流産を防ぐために使われていた ジエチルスカベストロールという薬は、胎児に直接影響は見られなかったものの、その子供が大人になった時に、珍しい癌や無精子などの症状に影響があったことがわかり、今は使用を中止されているようです。なので、薬からの影響が、必ずしもすぐに胎児の発達に影響が出てくることばかりではないということがあるようです。だけど何十年も経ってからわかっても、どうにも防げないよね。。

しかも、日常に数多く溢れている化学物質(大気汚染や、水質汚染も含めたら、限りがない)や摂取している食品や薬品のどれに 自分の体は影響を受けやすいのか。。危害を及ぼす因子に対して反応を示すDNAを自分や相手が持っているかどうか、を妊娠前に判別することは容易ではないし、逆に神経質になりすぎて 妊婦さんの精神的ストレスにもつながってしまうのもよくないですね。

だけど、今わかっている事に関しては、知ることは大切だなと感じます。母親だけでなく、関わる家族や関係者も知識として知っていることで、気をつけて防げる事もあるから。

特に若い、まだ妊娠を望んでいなかった人達に多く見られる傾向として、胎児の発達に正しい知識がなかったために、知らずに、赤ちゃんの成長を妨げていた。。結果、発育不全、奇形、新生児死亡、子供が成長してから現れる発達の問題などに直面するケースがあるようです。 なので、妊娠がわかったら必ず受診をしてほしいのと、パパママ教室のような所に参加したり、お医者さんや保健師さんからのアドバイスに耳を傾けてほしいなって思います。 それができない人が周りにいたら、周囲の人が背中を押してあげてほしい。

日本は、世界の中でも新生児死亡率は低いようですし、もちろん全ての要因が、妊娠中の母体から受ける影響が関係していたとは言えないのですが、正しい知識を知っていたら防げた事が多くあることも事実のようです。

こんな事を書いてしまうと、世の妊婦さんたちを心配させてしまいそうだけど、多くの子供たちは元気に生まれてきているのだと思います。

大事なのは 

自分で防げる事に対する正しい知識を身につける事と、神経質になりすぎない程度に できるだけ避ける事。
なにより、明るい気持ちでストレスをできるだけ抱え込まないように(ストレスが原因で、飲酒や喫煙に走っては本末転倒。。)
バランスの良い食事と適度な休養。

妊娠体験の無い方には想像が難しいかもしれないけれど、お腹の中で生命が育つというのは、ものすごいエネルギーを要する事で、疲れやすくなったり、眠たくなったりするのは、ホルモンの変化からの影響もあるし それだけ赤ちゃんが日々成長していることであり、母体もそれに応えて頑張っていると言う事なので、周りの人達にも生命を育てると言う大仕事をしている妊婦さん達に、優しい眼差しを向けて欲しいなと思います。

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