totoroの小道

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totoro式孵卵器(その2)

2009-05-08 05:21:30 | totoroの一日

孵卵器でヒヨコを孵すのは、38度で3週間暖めればいいのでわりと簡単です。

でも、その後、本来ならヒヨコたちは、2週間ぐらい母親のお腹の下にもぐって暮らします。

昔、我が家は田舎でしたので、鶏がいました。雄鳥もいたので有精卵がとれました。時々親鳥に卵を暖めさせていました。誕生の瞬間は、母鳥が見せてくれません。こっそり行います。でも羽の下から「ピヨピヨ」と声がするので、誕生を知ります。それから2日ぐらいすると、母鳥の羽の下からヒヨコたちが顔を出し始め、それからまた2日ぐらいすると、母親の周りをよちよちと出歩くようになります。

だから、しばらく35度ぐらいの温かさの中で育てなければなりません。私は、こんなふうに、裸電球で暖めています。

しかし、できればいつか人工孵卵器でなく親鳥に卵を抱かせてみたいと思うのです。だから、親鳥たちにヒヨコの面倒を見させようと思っています。親鳥に抱かれて孵り、育った鶏は、自分も卵を暖めるはずです。

でも、なかなか我が子でないヒヨコの面倒は見ません。見ないどころかつついていじめ殺してしまいます。

そこで、今回はたった一羽飼っている名古屋コーチンに親代わりを務めさせようと試みています。このコーチンちゃんは、生まれてすぐ学校へ持っていって、しばらく学校のチャボが面倒を見てくれた鳥です。

(昨年、生まれたてのヒナを学校で見せたら、当時の3年生が「飼いた~い」と願ったのでチャボの小屋に入れてみました。そしたら、優しいチャボは、自分の子どもとしてずっと寄り添い、大事に羽の下で暖をとらせてくれたのです。)

その記憶が残っているせいか、いっしょにしてもコーチンちゃんはヒヨコをいじめません。面倒は見ようとしないけれど、踏んづけないように気を付けて歩くほどです。優しいのです。

でも、ほっといても一緒にはいてくれないので.....

夜寝るときに、無理矢理狭い箱に一緒に入れてみます。すると、ヒヨコたちはコーチンちゃんのところに近づいていきます。そして、勝手にそのお腹の下に潜り込み始めます。

コーチンちゃんの大きな足の向こうに、可愛いヒヨコ達の足が見えます。

こうして、夜間は思い切って裸電球を切っています。本来なら、明け方の寒さで生きていられないのですが、コーチンちゃんはちょっと中腰になって、ヒヨコたちが入れるスペースを作って、じっと暖めてくれています。

もう少し慣れたら、今度は昼間も一緒に居られるように仕組んでいこうと思っています。

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