TOSS技量検定挑戦記録(初検定:F表検定を受けて)
TOSS新潟ML 小柳 正樹
「緊張するなー。なんだか震える。」
今日,一番の出番であるTOSS技量検定の直前に思ったことである。
F表は
1. 子どもの前で自然に歩ける。 2. 紙を見ないで授業ができる。 3. 声が自然に出ている。 |
が判定内容である。
TOSSデーの一ヶ月前にサークル内で同じくF表を受験していた。
このときに「子どもの前で自然に歩ける」「声が自然に出ている」の項目で思った以上に得点ができなかった。
「子どもの前で自然に歩ける」では,机間巡視の際に机に手を置きながら歩いていたのであった。指摘され初めて気づいた自分の癖であった。
また,「声が自然に出ている。」では,よく知っているサークルメンバーから子供役をしてもらっているにもかかわらず,第一声が上ずってしまっていた。
この2つを向上されることを目標に受験した。
結果は
1.子どもの前で自然に歩ける。・・・ 4点 2.紙を見ないで授業ができる。・・・ 5点 3.声が自然に出ている。・・・・・・ 3点 |
であった。
今の私自身の実力をそのまま表していた。
特に「声が自然に出ている」の得点が前回と変わらないままであった。
この授業をビデオで振り返ると第一声が回りに届いていないのである。これでは,普段の授業で子供たちをこちらに集中させることがなかなかできないわけである。
検定後に検定者から
「詩を扱った授業で,タイトルとノートに写させる場面で一文字ずつ板書しては会場を見ていたのはよかった。しかし,見ている形をしているだけで,実際には何も見ていなかった。」
と指摘された。
全く,その通りであった。TOSSのすばらしい実践を形だけ真似するのではなく,中身を伴わせて一つ一つを追試していこうと改めて思った。
次ページに指導案を載せた。
教師の働きかけ | 留意点等 |
題名「うとてとこ」を板書する。 指名して読ませる。(数名) 「うとうとうとう」を板書する。 指名して読ませる。(数名) 二行目を板書し,発言させる。 三行目を板書し,読ませる。 「いねむりだ」を板書 二連一行目を板書し,読ませる。 二連二行目を板書し,読ませる。 二連三行目を板書し,読ませる。 二連四行目を板書。二連目全文を各自音読練習をさせる。 数名の子に理由を言わせる。 |
・楽しい雰囲気を出させる。 ・「う」は「鵜」であることと「うと/うと/うと/う」と区切れることをはっきりさせる。 ・一連の前半をA,後半をBとする。 ・なかなか見つけられないときは,詩の中にヒントがあることを伝える。 ・題名に着目させるようにする。 ・原文がでないときは教えてもよいことにする。 |