トシの旅

小さな旅で学んだことや感じたことを、
まとめるつもりで綴っています。

芦屋川の上にある駅、阪神電鉄芦屋駅

2016年02月19日 | 日記
このところ、阪神電鉄本線の鉄橋上の駅を訪ねています。この日は、芦屋川にかかる鉄橋上の駅、阪神芦屋駅(以下「芦屋駅」)を訪ねました。

芦屋駅は芦屋市公光町(きんみつちょう)にある高架駅です。そこに、相対式2面2線のホームがありました。ホームの長さは130m、広々としたホームです。写真は、神戸三宮方面行きの普通列車の”青胴車”です。梅田方面行きのホームから撮影しました。

芦屋駅は、香櫨園駅から2.4km、神戸三宮行きの普通列車で、打出(うちで)駅を経由して、3分ほどで着きました。

神戸三宮方面へのホームから見た芦屋川です。芦屋市のほぼ中央を南北に流れています。六甲山系のごろごろ岳を源流とする、全長8キロメートルの川、かなりの急流で、大阪湾に注いでいます。芦屋駅の南側の下流部分の光景です。この季節、水はまったくありませんでした。

ホームから地上面にある出口に向かいます。土曜日の昼下がり、下車した方はほとんどおられませんでした。

階段で地上面に下りました。芦屋駅は、明治38(1905)年4月12日、阪神電鉄本線の開業と同時に開業しました。もうすぐ、111歳になるはずです。

梅田駅方面の改札口から出ました。改札口は2ヶ所設置されています。芦屋駅の1日の平均乗降人員は27,292人(2012年)だそうです。

芦屋駅の駅舎です。芦屋川の左岸にある道路に向かって出口がつくられています。2階はホームになっています。

芦屋川の橋上のホームです。南側に、芦屋川に架かる平田橋がありました。ホームと平行して架けられています。

芦屋川から見た芦屋駅と平田橋。この日は水が見えませんでしたが、芦屋川は、六甲山麓から一気に下る急流のため、清流が流れているそうです。しかし、平成7(1995)年に起きたあの阪神淡路大震災に並ぶ大災害をおこしたことが、かつてあったそうです。昭和13(1938)年7月に六甲山に616ミリの豪雨が降り、芦屋川だけでなく、同じ六甲山を源流とする住吉川、石屋川も氾濫し、阪神地区に大きな災害をもたらしたことがあったそうです。

平田橋から見たホームの基礎部分。近くで見ると、どっしりとした印象を受けます。

駅の南側にあった芦屋市役所。芦屋市精道(せいどう)町にあります。花壇を見下ろす白亜の殿堂。高級住宅地で知られる芦屋にふさわしい雰囲気です。

市役所の南を東西に走る阪神高速神戸線。国道43号と併走しています。

市役所対岸にあった住宅地です。広い敷地の邸宅が並んでいます。芦屋市は”高級住宅地”として知られています。しかし、「その中心は山手側の阪急電鉄芦屋駅周辺であり、阪神芦屋駅付近には下町の風情が漂う」ともいわれていますが、市役所の対岸の住宅地はなかなか素敵な雰囲気でした。

芦屋駅舎の前の道路をくぐって、阪神本線の北側に向かいます。市役所の北側にあった芦屋警察署とその北側のカトリック芦屋教会の建物です。芦屋市の行政の中心地になっています。

芦屋警察署の前からみた芦屋川の光景です。遠くに六甲山系の山々が見えます。わずかに、溜まっていた水はきれいに澄んでいました。

北側から見た芦屋駅のホームです。こうして見ると、駅のホームの中心部分の一部に芦屋川が流れているという印象です。石屋川駅(2016年1月30日の日記)や香櫨園駅(2016年2月5日の日記)と同じような駅でした

阪神電鉄にある鉄橋上の駅を訪ねる旅も、石屋川駅、香櫨園駅に続いて、3回目になりました。阪神電鉄芦屋駅はホームで電車を待っておられた人以外に、出会う人がほとんどおられませんでした。土曜日の昼下がり、訪ねる時間がよくなかったのだと思います。