エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

 加島祥造著 「ひとり」 

2020-02-27 | 文芸

アマゾンから加島祥造著「ひとり」を取り寄せた。

本の帯には 〈89歳の「いま」を生きる〉 とある。

年老いてゆく豊かな生活の様子を知った。

大自然の驚異や優しさに心を深めている晩年の幸せな境地だ。

一文を読みながら、文中に作者と変わらない自分の幸せを感じた。日常の一端を共有できた。

Alone,but not lonely
老子の英訳本で彼は ”一人でも寂しくない”と  訳す。 

〈   これからの時代は、後半の人生を一人で送る人が増えるだろう。
     何でもいい、自分の出来る楽しさを見つけることが大切    という。

  

妻と二人,いつまでも健康でいられるに越したことはないが、一方、一人で時を過ごす幸せを想像した。

そんなとき、寂しいが一人で、そうした時を過ごしたいものだ。

この伊那谷での生活の写真集の一片に。

      ”道(タオ)の自然につながる人は、
       いまの自分に満足する、そして
       それを本当の富とするんだ。”

 

本棚には、老子に興味を持ち求めた彼の著作が並んでいる。

「伊那谷の老子」  「タオ老子」  「求めない」 など。

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朝のうち、チラチラ降る雪の中、ほぼ日課となった短大図書館へ。

誰もいない静寂の空間、ゆったりした時が流れる。

わずか数百mの道端に、春を見つめた。

ヒメオドリコソウ  スイセン

ナズナ 花咲く  ノゲシ ロゼット

タンポポ ロゼット  短大の桜

サザンカ  サンシュウ

クリシマスローズ 


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