まず第一に、福音は非常に単純である。したがって、クリスチャンは、その習慣において単純率直でなければならない。態度、言語、服装、行動の一切において、美の真髄である単純さがなければならない。
福音はまたどこでも真実である。クリスチャン生活は真理の宝石がなければ、光も価値もない。
福音は何ものをも恐れない。人が好もうが好むまいが、大胆に真理を宣べ伝える。それと同様に、私たちも忠実であり、ひるんではならない。
しかし福音はまた、非常に温和なものである。それを始められたお方の「いたんだ葦を折ることもなく」という精神を見よ。ある者たちはいばらよりも鋭い。彼らはイエスのようではない。私たちは温和なことばや行いによって、他の人々を主に導こうではないか。
福音はまた非常に愛に富んでいる。それは、愛の神の、滅びゆく堕落した人類に対するメッセージである。
キリストの弟子たちに対する最後のご命令は「あなたがたは互いに愛し合いなさい」であった。おお、すべての聖徒に、もっと真実な、心からの一致と愛が欲しい。最も邪悪な、最も不道徳な人々に対しても、もっと優しい同情を注ぐようでありたい。
キリストの福音が聖なるものであることを忘れてはならない。それは決して罪を大目に見ない。罪を赦すが、ただ贖罪によってのみ赦す。もし私たちの生活を福音に似たものとすることを願うならば、単に重大な不道徳を避けるだけでなく、キリストとの完全な一致を妨げるものはいっさい避けなければならない。
キリストのため、私たち自身のため、また他の人々のため、私たちは日ごとに、自分の生活がさらに福音と合致するように努めなければならない。