ポーリーヌ・レアージュ著 澁澤龍彦訳「O嬢の物語」読了
自分の敬愛する諏訪哲史の「偏愛蔵書室」の中に紹介されていた本、やっと手に取ってみました。
著者のポーリーヌ・レアージュなる人物は全く架空のものらしいです。今では当時のフランス、ガリマール書店の重鎮、ジョン・ポーランだという説が有力のようです。
まぁそれはさておき…
かなり有名な古典小説ではあったんですが、そんなにセンセーショナルな印象は受けませんでしたね。男に物のように扱われ、蹂躙され、服従することに無上の悦びを感じるという女の話なんですが、現代ではもちろん考えられないことで、まぁ昔と比べても仕方ないんですが。特にどうという印象はありませんでした。
残念です。次、もうちょっときわどいやつ、いってみます。
姉から以下の本を借りる
アントニオ・タブッキ著 須賀敦子訳「供述によるとペレイラは・・・」白水Uブックス
若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」河出書房新社
笙野頼子「幽界森娘異聞」講談社文芸文庫
つげ義春「近所の景色/無能の人」ちくま文庫
群像編集部編「群像短編名作選 2000~」講談社文芸文庫
フリオ・リャマサーレス著 木村榮一訳「狼たちの月」ヴィレッジブックス
ミハイル・シーシキン著 奈倉有里訳「手紙」
大本泉「作家のまんぷく帖」平凡社新書
カートヴォネガット・ジュニア著 伊藤典夫訳「スローターハウス5」早川書房
最果タヒ「星か獣になる季節」ちくま文庫
またたくさん貸してくれたものです。まぁ当分買う必要はなさそうです。
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