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フランス革命の理念には「共生」が欠落

2017-10-16 13:33:27 | 日記
 確かに、そうですね。平等・自由・博愛。内、平等を深めたのがマルクス主義でした。ロシアで特に発達しましたが、人々の気持ちはバラバラで、『資本論』に書かれてあった「労働者の連帯」は実際はできず、多くの人たちが無気力になったそうです。一方、自由を非常に深めたのが資本主義ですね。でも、「格差」は言うまでもないし、やはり、人の気持はバラバラです。
  また、「博愛」を非常に深めた思想や社会もあったと思います。それはナチスでした。そのように書くと皆様は変に思うでしょう。でも、よく考えると、そうなるようです。ナチスの人たちは非常にドイツ人を愛しました。第一次世界大戦で敗北し、多額の賠償金を支払わされたドイツが栄えて欲しいと。ドイツ人よ、栄えあれと。深い愛ですね。でも、その愛はドイツ人だけに限られていました。ドイツ人の栄を妨げている民族や国を端から憎むようになった。また、ドイツ人の中でも、健康でドイツ国家の建設に役に立つ人たちだけを愛し、障碍を持つ者は切り捨てた。結果はあの通り。大体、人間の愛は偏るものです。それゆえでしょうね、イエス・キリストは第一に「神を愛せよ」と説き、人・隣人への愛は二番目としました。でも、「神への愛」とは何かが後世の人たちは判らず、フランス革命では、それが切り捨てられたようです。そして、第一次世界大戦後のドイツの状況とも絡み、ドイツ人だけを愛する発想になっていったのかもしれません。

 自由・平等・博愛のいずれからも「共生」には至らず、福祉社会も、世界平和も到達しないと思います。

 「共生」はそのまま「共生」をいきなり求める事しか到達できないのではないでしょうか。丁度、日本の西部で、13世紀に親鸞上人が強力に「共生」を人々に呼びかけたように。共生への到達法は共生だけ。他に策があれば、お目にかかりたいです。

 それと、そろそろフランス革命の理念から人類は卒業しても良いころです。特に、高齢化が世界一の日本では。でも、日本の場合でも、フランス革命を見直し、共生を加える考えを持つ政治家たちにはお目にかかった事はありません。政治家も、人民も、そろそろ発想を変える時期なのですが。考えてみて下さい。










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