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ドキュメンタリー番組「こんなはずじゃなかった」

2017-04-03 14:33:22 | 日記
  京都に住む元医者の早川一光さん(93歳)が主人公。早川さんは元々京都に住み、1950年(昭和25年)から地域に根差した医療活動をされてきました。何分、「病気の根は生活にある」という考え方で、食べ物や労働条件の改善の問題にも取り組んで来ました。1950年というと、第二次世界大戦が終わってからまだ5年。当時の日本も貧しく、多くの人たちが栄養失調の状態でした。そのような時代に生活改善を掲げる医者がいた事には驚きました。今でも市民運動の理解は日本では遅れていますが、当時は更にそうで、資金も不足して、医者なのに、生活保護を夫婦で受けた事もあるとか。でも、地道な運動で、次第に支持者も広がり、「在宅で人生の最後を過ごせる医療」の運動をしていったそうです。当時の日本には国民健康保険もなかったですが、京都の住民も「我々の医療」の運動をしたとか。医療や福祉などはいつの時代でも、「市民と行政の協力」が大切だと僕も思います。早川さんも自らの人生でそのように語っているわけです。


  その早川さんは数年前からガンにかかり、治療方針を自らの意思で医者に話して決めているわけです。

  医者ではない僕が掘り下げて述べる事には限界がありますが、「生活状況と病」の関係は今も軽く見られているかもしれませんね。病気になっても、薬さえ飲めば治るものでもありません。常に問題になる酒や煙草だけでもない。例えば、生ニンジンの問題。ニンジン自体は栄養価が高いですが、生の場合は不消化であるし、ビタミンBを破壊する酵素も含まれています。でも、加熱か、酢に数日間着ければ、その酵素も壊れ、食べられるようになるわけです。昔は家庭で生活の知恵として伝えられてきたそうですが、今は核家族やシングル化が進み、伝わらず、医者でさえも知らない例も増えています。その他にも、カップ麺の問題もありますし。探せば、いくらでも出てくるわけです。

  中国の諺(ことわざ)にも「医食同源」というものがありますし、健康は生活からですね。

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