なんだかものすごい久々のブログ。
書きたくないとか書けないとか、
そういうことではなく、ブログに気持ちが向かなかったというか。
でも、基本文章を書くのが好きだし、
今日はその本能のようなものに従っている感じです。
約1年のブログブランクの間、なんだかいろいろありました。
母がすい臓がんを患って
手術、入院を経て今は抗ガン剤治療を行っているところです。
体重は10キロくらい落ち、髪もほとんど抜けてしまっています。
でも、当初心配していたよりは元気に過ごしてくれています。
手術の日は、12時間に及ぶ大手術になり、
その日は長時間ずっと張りつめながら
父と姉と3人で無事の手術の終了を待ちました。
入院中も、週に1~2回くらいは見舞いに行っていました。
同時期、私は首から右腕が強く痛み、
整形外科(形成外科??)に通っていたものです。
電気と温熱によるリハビリもやりました。
昨年まで親しくしていた若い看護師さんとも今では
連絡は取らなくなりました。
まあ、そんなもんでしょう。
現実的な関係じゃないよね。
そう言い聞かせることで自分を納得させている部分も
あるにはあるんですけどね。
寂しいんですけどね。
長く世話になっていた美容師さんも、先月で引退となりました。
28歳の若者で、男子校トークみたいな感じが
いつも楽しかったです。
自分と何らかの形で関わってくれた人たちとの
別れもまた、このブランクの間にはあったというわけです。
で、今現在。
「持病」が疼いて調子は冴えません。
仕事以外の部分ではそれなりに楽しんでいる面もありますが、
調子の悪いときは勤怠やら仕事にかなり支障もあります。
「ああ、俺はもうだめなのかな・・・」
こういう思いが拭えません。
「今まで踏ん張ってやってきたけれど、もはやこれまでか」
とか。
「俺一人なんでこんなに苦しまなきゃいけないんだろう」
とか。
でも、それじゃいかんでしょ?という思いも
心の中には同居しているから、
だからこうしてブログを書いているのかもしれず。
再開してみて感じているのは、
やっぱ好きなことやってる時って気分も悪くないよね、
っていうこと。
高揚感みたいなものもあるような気がします。
何かを思い出したような、そんな気もします。
うつ病というより躁鬱に近い自分。
過集中、過活動、頑張りすぎなんかで
反動で心身ともにダウンしてしまってうつになる。
そんなわけで、仕事に限らず頑張りすぎたり、
のめりこみ過ぎたりで再発するのが怖くて、
ビクビクしている自分がいます。
たぶん、周りには気づかれないけど。
再発して、うつになって、最悪休職して、卑屈・自己嫌悪になる。
今まで何度となく味わってきているだけに、もういやだ。
躁状態にも、うつ状態にも、陥るのが怖くて怖くて
必要以上に委縮する。
委縮してばかりで過ごすもんだから
かえって精神的にも良くない。
ならば、誰かに言われるというよりは、
自分にしかわからない感覚を大事にして、ある程度好きなように過ごす。
それだったら悔いもない。
そういうことではなかろうか。
ブログを書かなかった約1年のブランク。
なんだかね、自分の文全体の調子というのかな、
自分で今日こうして書いてて、「あれ?変わったかな?」
と思ったりしています。
年齢は1つ重ねた程度でも、人は変われる。
ということなのかな。
時間の長短にかかわらず、
いいことも辛いことも、ともに共存させて味わっていく。
そうすれば自ずと中身の濃い人生になる。
辛いことなんていらないし、避けたいけれど、
あればあったで彩になるから不思議なものです。
ブランクの、果実。
その間に、たぶんだけど、自分が変わった。
もちろん、いい方に。
そういう意味じゃ、ブログに限らず、
何かしら自分なりにブランクを敢えて設けてみて、
自分の中の変化を感じてみる。
そういうことも、人生の味わい方の1つなのかもしれません。
英語に、わざわざ「ブランク(blank)」という言葉が存在するのは、
もしかしたら何かしら深い意味があったりするのかもしれませんね。