東野としひろ活動NEWS

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西脇認知症介護者の会・2月の集い

2020-02-16 05:15:15 | 福祉・医療
 2月13日(木)の午後、西脇認知症介護者の会の2月の集いが、萩ヶ瀬会館で開催されました。
 2月の集いは、宅老所『健々(けんけん)』の清水施設長さんの『やってはいけない介護』と題した講話でした。清水施設長は、若い頃から高齢者福祉にかかわられてきました。北播磨管内で最初だった黒田庄町で設立された宅老所『ひだまり』にも関わられ、私の母もお世話になりました。その後、大垣内に宅老所『健々』を自力で設立されました。



 清水施設長は、高齢者介護の実践してきたことをもとに話されたので、参加者の皆さんはうなずきながら聴かれていました。
 聞き方のタブーには、①指図したり先導する、②判断したり評価したりする、③避難したり攻撃する、④道徳的なことを言ったり説教をする、⑤相手の感情を受け入れない、⑥自分の話にもっていく、⑦尋問する、⑧安易に元気づけたり、関係ない話にする、⑨注目しているふりをする、⑩時間の圧力をかける、⑪態度が聴く姿勢でない、⑫安易に触ったり接近したりする。
 伝え方(いい方)のタブーには、①語尾を伸ばす言い方、②「しかし・でも・だけど」は反感をかう、③「かもしれない」とは心に届かない、④高い声は説得力に欠ける、⑤オーバー過ぎる、⑥まとまっていない、⑦「ええと・あのー」はだめ、⑧短く話す、⑨自慢話、⑩敬語を使わない、⑪5W1Hが明確でない、⑫見下すような話し方、⑬体験談がない。
 講話の後、参加者の介護体験を交流しました。夫妻で協力して母親の介護を頑張っておられる話、認知症の母親から長らく攻撃されてきたけれど今母親がやさしくなってきたという話、舅の介護を頑張って来られた体験談等、大変な中でも認知症の両親、舅姑、夫を介護されてきた体験談、現在進行していく苦労話等が出され、いつも以上の交流会となりました。
 閉会のあいさつで、奥会長が、「介護における優しさとは、ちょっと待ってやること。」だと話されたことが印象的でした。来月の集いは、予算常任委員会と重なり、残念ながら出席できません。
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