東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

第65回兵庫県高等学校『定時制通信制生徒生活体験発表 東播磨・淡路地区大会』

2015-09-15 07:14:31 | 教育・子育て
 9月13日の午後、西脇市民会館で第65回兵庫県高等学校『定時制通信制生徒生活体験発表 東播磨・淡路地区大会』が開催されました。西脇北高校から案内をいただき、私も他の市議会議員の皆さんと一緒に楽しみに参加させてもらいました。



 定時制・通信制の高校生が、学校生活の中で感じたこと、体験したこと、将来の夢を語る生活体験発表大会は、毎年開催されているそうですが、私は初めて聞かせてもらいました。
 弁論に入る前に、審査基準が示されました。全国大会審査基準に順じ、内容60点、発表方法40点の計100点で、発表時間は1人7分以内でした。また、基準発表を、西脇北高校4年生の森田和輝君が『私の転機となった日』と題して、努めてくれました。全国大会に通じる生活体験発表の東播磨・淡路地区大会に、相応しい大会運営でした。
 審査対象になった発表は、6高校から2名ずつが登壇し、12名でした。12名の全ての発表とも大変素晴らしく、聞いていて胸が熱くなりました。
発表者に共通していることは、家庭の問題や小・中学時代のいじめ・不登校等の問題で、心ならずも定時制・通信制に進学した後、先生や友人、部活動、ボランティア活動等の中で、きっかけをつかみ、充実した高校生活を送り自分の目標に向かって頑張っているとのことでした。
 最優秀に選ばれた県立農業高校の高橋光君は、学校でのいじめで不登校なったけれど、高校1年生の時、生活体験発表で自信がつき、生徒会活動をする中で、「カメラマンになりたい」という夢が持てるようになったと話してくれました。原稿を持たず、しっかりと前を向いて弁論する姿は、とても自信にあふれているようでした。



 3位に選ばれた西脇北高校の前田ジョンレイ君は、4年前中学生の時、フィリピンから母親の故郷である日本に来ました。日本語も分からず、全く自信の持てない中学生活でしたが、西脇北高校に進学して、親身になって相談に乗ってくれる先生方やウエイトリフティングに出会い、徐々に自信が持てるようになったと話してくれました。生活は大変だけれど、5年先の東京オリンピックで日本選手として出場したいという夢も語ってくれました。1年前、前田君に初めて出会った時、礼儀正しい好青年という印象を持ちました。でも、生活体験発表を聞き、大変な苦労をしながらも、周りの人の支えや本人の努力で、困難を切り拓いていったことがよく分かりました。ぜひ、頑張ってほしいと思いました。
 定時制通信制生徒生活体験発表は、発表する生徒の成長だけでなく、聞いている私たちが自分を振り返り高校生から励ましの言葉をもらっているような気持ちになりました。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする