東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

飯沼博一先生の黒田官兵衛調査

2013-01-18 06:27:07 | 地域行事
 1月17日は、阪神淡路大震災18周年の日でした。18年前の早朝の大きな振動、その後の神戸を中心とする惨状を今でもしっかり覚えています。改めて3月11日の東日本大震災と併せ、決して忘れてはいけない日だと思います。



 また同じ日に、私の古くからの友人である郷土史家の飯沼博一先生が、黒田官兵衛の調査にわざわざ加古川市から来られました。飯沼先生は、加古川市内の中部中学校や平岡中学校、氷丘中学校等で社会科教師として勤務され、10年目に退職されました。
 教師在任中からも、加印地域(加古川市、高砂市、稲美町、播磨町)の郷土の歴史を熱心に調査され、加印の郷土史の冊子も出版されていました。私も、宝殿中学校勤務時代、飯沼先生たちと加印歴史教育協議会で一緒に勉強させていただきました。飯沼先生は、退職後も熱心に郷土史研究を進められています。その研究結果を、分かりやすく『ひろかずのブログ』と題して、毎日分かりやすく報告されています。http://azaleapines.blog.ocn.ne.jp/
 飯沼先生は、黒田官兵衛についても調査されています。官兵衛の妻が加古川出身であったり、黒田武士二十六騎の内3人も加古川出身だそうです。



 今回の飯沼先生の訪問を、官兵衛の生誕地である黒田庄町黒田の荘厳寺の堀井住職が親切に対応してくれました。堀井住職は、荘厳寺に残されている黒田家の家系図をもとに詳しく説明してくれました。官兵衛が育った旧黒田城も、図面や外へ出て山並みを見ながら説明してくれました。



 飯沼先生は、家系図(家譜)だけでは学会ではなかなか説得力がないこと、地域で盛り上がって運動するためには分かりやすくPRする方法を考える必要があることを話されました。
 堀井住職は、この間、4回にわたる黒田官兵衛の学習会を荘厳寺で開催されています。その熱意が、西脇市議会での勉強会、黒田庄ライオンズクラブの支援等、徐々に大きな輪になって運動ができつつあります。11月27日には、黒田武士二十六騎の時代行列も計画されているようです。



 一方、荘厳寺は、多宝塔や本堂が古くなり修復の時期を迎えています。兵庫県の重要文化財にも指定されていますが、地元負担も3分の1必要です。行動的な堀井住職だからこそ、黒田官兵衛や多宝塔の修復が前に進んでいるように感じました。
コメント
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