東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

岡之山美術館アトリエシリーズ4『門脇敦子展・坂上清展』

2012-06-16 05:38:26 | 文化・スポーツ
 岡之山美術館では、アトリエシリーズの第4弾として、昨年の第8回サムホール大賞優秀賞の受賞作家である門脇敦子さんの絵画展と坂上清さんの写真展が、6月3日~23日の会期で開催されています。



 美術館に行くと、來住しげ樹館長や戸田副館長、さらに坂上さんが所属されている日野フォトクラブの方々が来られていました。
 坂上さんの写真展は、これまでもたびたび見せていただいていますが、今回の作品はいつも以上に心を揺さぶられました。
 『濁流』と題された写真は、8年前の台風23号の時の滝野闘龍灘付近を撮影したものですが、坂上さん自身も危険が迫る中での撮影だったようです。当時のことも思い出され、胸に迫ってくる写真でした。『悟りの窓』と題された京都のとある寺の茶室の窓からの古木を撮影されたものですが、構成も考えられた落ち着きのある写真でした。『天の怒り』、『神秘な海峡』、『夜空を彩る』などの作品は、鮮やかな色彩の写真でした。來住館長を写された『アトリエ1・2』は、來住館長の特徴をとらえたものでした。



 門脇さんは、小松原謙介さんと一緒で來住館長の門下生で、1年程前に2人の作品展を見せていただいたことがあります。今回、赤を基調とした抽象画『幼花遊泳Ⅰ・Ⅱ』、『自分の羽音に気づく刻』は、見ごたえがありました。
 会場には、『花のつぶやき』や『バラ』と題された静物画も飾られていましたが、さすが静物画の基本がしっかりされているなと感心しました。
 神戸新聞北播版の記事で、「洋画と写真のコラボ」と書かれてありましたが、まさにその通りだと感じました。絵画も写真も、本当に見ごたえがありました。
 なお、今回のシリーズは、第9回サムホール大賞展の啓発も兼ねておられるそうです。毎年全国から多数の応募があります。今年の応募申込締切が8月1日(水)だそうです。皆さんも、サイズ 22.7㎝×15.8㎝凹凸のみ10㎝以内で、自分の作品を作り上げてみませんか?自分自身の未知の分野を開拓することになるかもしれません。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする