東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

『フロイデ滝野』

2012-04-28 06:39:24 | 福祉・医療
 加東市下滝野の滝野温泉「ぽかぽ」の横に、特別養護老人ホーム『フロイデ滝野』があります。先日、『フロイデ滝野』をお伺いする機会をえて、大久保施設長さんに施設内を案内していただきました。
 「フロイデ」という言葉を皆さんは、ご存知でしょうか?ベートーベンの『第九合唱』に出てくるドイツ語で、「喜び」「歓喜」という意味だそうです。第九では、大切な友と出会った喜びを表す言葉として使われています。
 『フロイデ滝野』は、お年寄りの方々が日々の生活の中で「喜び」を感じることができるサービスを提供しようという思いを込めて、施設名にされたそうです。
 施設内は、とても明るく、清潔感が漂っていました。ともすれば、高齢者施設は、においを感じる時があるのですが、全く感じませんでした。
 『フロイデ滝野』は、特別養護老人ホーム(定員54名)、ショートスティ(定員16名)、デイサービスセンター(1日14名)、そして居宅介護支援事業所を持っています。
 施設内は、ゆったりとしたスペースで運営されています。デイサービスセンターも見せていただきましたが、定員14名ですから、皆さんのびのびとされていました。1階には、テラスもあり、天気の良い日は、テラスで日向ぼっこができるようになっています。
 2階には、地域交流センターが設置されてあり、地域の方々・家族の方々との交流行事や季節折々の行事ができるように工夫されています。『フロイデ滝野』では、数年前から、外で行っていた地域交流盆踊りを止められたそうです。これまで、グランドでやぐらを組み、盆踊りに地域の方々にも参加いただき、年々盛大に行ってきました。しかし、高齢で介護を受けている利用者の方には、肉体的に大きな負担になっています。盆踊り大会の後、体調を崩され点滴の必要になった方もおられたそうです。そのため、屋内の交流センターで、小規模で行うようにされているとのことでした。なるほどなと感心しました。利用者の視点に立った運営が、何よりも大切にされていることがよく分かりました。
 『フロイデ滝野』は、平成8年に開設されました。今後、施設の増築工事を行われ、規模を拡大されるとのことでした。その際、「露天風呂」をぜひ取り入れたいと、大久保施設長は話されました。隣にある「滝野温泉ぽかぽ」は、北播磨で有名な日帰り温泉になっています。温泉を好む高齢者の方々には、とても魅力的だと思いました。
 地域に根差しながらも、利用者本位に運営することの大切さを教えていただいたような気がしました。
コメント
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