東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

「白ゆり作業所」家族会との懇談

2008-02-05 05:15:51 | 福祉・医療
2月3日の午後、「白ゆり作業所」家族会(近藤会長)の方々との懇談会が開かれました。私も、以前から精神障害者の方々が抱えておられる問題点、家族の皆さんの悩み、障害者自立支援法の問題点を、直接関係者の方から聞きたいと思っていましたので、喜んで参加しました。家族会の方は、約50名で西脇市・多可町の方々が多く、一部加東市の方もおられます。懇談会には30名近くの方が参加してくださり、期待の大きさに少し緊張しました。
 精神障害者を抱えているご家族の皆さんは、社会の精神障害者に対する理解がまだまだなく、偏見の目で見られることが多く様々な悩みを持たれています。また、親が年を取る中で、「親亡き後」子どもがどうなるのかという心配でしょうがないとの話も伺いました。
 障害者自立支援法のもとで、これまで作業所の利用は無料であったものが、利用料(一日460円)取られ、送迎費も往復400円に対して、賃金は400円という状態になるそうです。何のための作業所かという嘆きも、出されました。
また、障害者の就労支援について、県としてももっと努力して欲しいこと、職親制度をもっと広めて欲しいことの要望も強く出されました。どうしても人間関係をつくることが難しいため、仕事が長続きしにくいこと、家族的な暖かい雰囲気の中で働くことができればという話に胸が詰まりました。景気低迷の中、北播磨管内では労働者を取りまく環境が悪いように感じています。そのため、どうしてもぎすぎすとした職場環境にならざるをえない面があるように思います。



大変な環境ですが、作業所の指導者の方も頑張っており、家族会も精一杯支える中で、乗り切っていこうとの話も聞くことができました。西脇市の計らいで作業所の新しい施設もまもなく目処が立つようで、大変喜ばれていました。私も、できる限りの支援をしたいと考えています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする