蕎麦の散歩道

美味しい蕎麦と、楽しい食の道を歩む。

一東庵  東十条  そばをたっぷり食べたい昼は

2014-03-17 17:20:06 | 世田谷・杉並・練馬・北・荒川・豊島



東十条駅から2分も掛からない。すぐ横のほうには、黒松のブランドで客を並ばせる
ドラ焼の店舗があって、僕も店に入る前に20分ほど列に加わった。
もう二年は来ていないが、店の亭主の動向は、他店の亭主の噂さによく出てきた。
新規のそば農家の発掘に熱心で、同じ仲間が増えているらしい。

昼酒、隣の組はもう日本酒のお代わり



そばを沢山食べたいので軽めの肴、大豆3点もり。真ん中の豆腐の旨味に日本酒
をお代わりしてしまった。



まずは手挽きせいろ、水府産の常陸秋蕎麦。
贅沢な自家製粉設備機器を完全装備しているが、超粗挽きを作る、トム臼(業界通称・ドイツ製小麦製粉機)に
最近は手挽きまで揃えたようだ。
手挽きのざらっとしたぬめり感、強い香り、かしっと歯に当たる感触。昼には贅沢なそばだ。


二枚目は二八で同じ常陸秋蕎麦だが、最近新規で開拓した農家のものだと聞いた。



品のある香りが豊かにすーっと立つ。二八のきゅっとしまった麺体が歯で粘って割れる。
ここの二八を味わうと、江戸そばが追いかけてきた職人たちの心根を思う。
だが、それも農家と交わって、若手の蕎麦職人たちと切磋琢磨し、自家製粉の
機械たちを使いこなしてきた成果だろう。美味い二八は存在し、また、美味い十割も
存在する。二八だから美味い、十割だから美味いということではない、
そんなことを考えさせてくれる店だ。



三枚目は十割の常陸秋蕎麦、茨城産と聞いた。



十割も当たり前のように香りが強く、歯の感触も心地よい。
そば三種は高いレベルで客を満足させた。



夜に2,3人で静かに寄りたいそば屋ではある。


東京都北区東十条2-16-10 前回の記事(訪問記)
03-6903-3833
11:30~15:00 17:00~21:00  日曜・11:00~15:30 定休・日曜


http://diamond.jp/category/s-sobaya

手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
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知花  神泉  暴れ馬のような香りが立った

2014-03-05 22:45:52 | 根津・大塚・文京・品川・目黒・渋谷・中野

福岡のそば屋二代目という方と昼酒をやることになった。
九州はまだまだ手打ちそば屋が少なく、色んなところをまわりたい、ということで、
昨日は一人で、豪徳寺の「あめこや」に行ったと聞いた。
テーブルについて、昨日の酒が残って、二日酔いらしい。

前菜は、唐津の桜鱒、天草の
雲丹、ゼリー寄せの下には春ののれそれが隠れていた。


従って、僕はほぼ一本のワインを結果的に空けることになったが、
話が弾んだせいか、追加で冷酒をすっと呑んでよい心持ちだった。


穴子の稚魚、のれそれで春の到来を知る

自家製のからすみの
塩加減が丁度よい


鰆の幽玄焼

肴はほかにグラタンなどを頂いた気がしたが、この日はそばが楽しみだった。
予約の時に、この日のそばのことを聞いたいたからだ。
そのそばが出てきた。



素人で楽しんでいた頃の、手挽き臼で挽いたという粉は分布が大きい。粗らしい粉と
いうよりは粒が残ってしまうらしい。その粒が、そば布に隆起して、
暴れてしまうから、手で引き込むらしい。
口に含むと、その暴れ馬のような香りが鋭く立っていた。
口にかしりとそばの主張が、だが奥ゆかしく何かを言っていた。
多分、これが知花のそばなのだろう。自分のそばの方向性を半年ほどで見つけた
のだから立派なものだ。
次ぎの時は、その石臼で挽いて待っています。女亭主がそのそばを僕に食べさせたかった
理由がわかった。自由奔放に生きてきて、師匠の石井さんと出会って
そば屋の針の穴を突くような仕事が分かったのかもしれない。
無手勝流のそば屋は、きっともっと領域を広げるかもしれない。


蕎麦と薬膳料理の店・知花 前回の記事

渋谷区松涛2-14-5 03-3465-0666
18:00~11:30 昼は不定期(電話で確認)




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