蕎麦の散歩道

美味しい蕎麦と、楽しい食の道を歩む。

蕎麦が生まれるまでを知る その一

2009-08-20 09:46:32 | 金砂郷蕎麦栽培

知り合いの蕎麦屋の亭主の方に、蕎麦の自家栽培を見せてもらう事にしました。
それにしても、蕎麦のことを何にも知らなかった、とこの日思う。
本や人からの知識で生半可の事を言ってた気がします。初日は、土をならして、蕎麦を植えます。その土は前もって何回も掘り起こしては雑草の根を絶つことを予めしておかなくていけないので、この日が初日ということではありません。

土の中には石もあり、ミミズもいる。微生物や色んな虫もわいてくる。

何回も土をならすのは、蕎麦が雑草に負けないようにするためです。
金砂郷の土地でも、ほんの10メートル、川を挟むと質が違います。そこから小山を越えると、また土が違います。同じ種でも味がみんな違うそうです。

今日は、土の事を沢山教えてもらった。馬鹿みたいに、蕎麦屋さんの作業中に質問攻めにしてしまいます。ひとつも嫌がらずに、彼が答えてくれます。
大きな山は見ていたけど、蟻が這う土や、ミミズが這い出してくる土の事を見てなかったようです。
それは、山を知らなかったことになるのかもしれません。
辛汁さんが石臼を見てるんだから、せめて僕は蕎麦の実を見てみよう。

種をまくラインを作る。これが大変な作業になってくる。

農家の方が彼に必ず声を掛けます。もう何年も彼はこのあたりで、彼らの世話になりながら、蕎麦を栽培してきています。
金砂郷は蕎麦が好きで、好きで堪らない、愛してやまない人達が暮らしているところです。
それは、蕎麦屋の彼が作業している姿に、「おう!」と声を掛ける響きで
分かりました。
農作業は労働ではなくて、収穫の喜びを得る、夢をみる作業なのだと思った。

蕎麦をライン上に蒔いていく。これも機械に時々負ける。それは僕が初心者でしたから仕方ないですが。

「金砂郷は、蕎麦で言えば、ルイビトンだからな」
「夢ハさん、そのルイビトンを手に入れても、打った蕎麦が美味くないと何にもならない」
「そりゃ、そうだ」
蕎麦をどう打つか、それは気概と実をどう扱うかが勝負だと、彼が言う。
山には、いい空気が流れていました。

ダイヤモンドオンライン 現在連載は第7回 新橋「ひろ作」
手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
http://diamond.jp/series/soba/


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著作・鎌 富志治(かま としはる)・夢ハ
●夢ハメールアドレス・・・
toshiharu2214@edogawa.home.ne.jp

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