としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

霊泉寺温泉 和泉屋旅館

2018-01-27 09:12:19 | 長野県(東信)の温泉
 仕事の関係で上田市、長和町、東御市に用事があったため、休日を使って偵察を兼ねて東信地方に行くことに休日を使ってただただ東信に行くだけではつまらないし高速料金等ももったいないので、途中の温泉地で温泉に浸かることにしました。
 向かったのは上田市旧丸子町にある霊泉寺温泉霊泉寺温泉は、ネットで調べると旅館の数が9軒と書いてある資料もありますが、現在は霊泉寺温泉の公式サイトには4軒しか掲載されていません。短い期間に半分以下になってしまったということですね温泉街を歩いていると静かで好きなんですけど、逆に寂れ方が半端ない本当に先行きが心配になる温泉地の一つです。

 この日は和泉屋旅館か共同浴場のどちらかにしようと決めていて、共同浴場の前に人が何人もいたため迷わず和泉屋旅館を選択。立ち寄り入浴OKの看板が出ているし、ホームページにも記載されているので安心してお願いできます。ただし建物の中が暗くなっているので、調べていなければちょっと不安がよぎるかも知れません。
 中に入るとフロントに誰もいなかったので呼び鈴を鳴らすと、宿の方が出てきてくれました。露天風呂にはお湯が入っていない旨の説明がありましたが、それは承知済みだったのでそのまま入浴をお願いしました。料金は500円で良心的
 
 和泉屋旅館は玄関や廊下入口が自動ドアだったりと近代的な所はありますが、基本的には鄙びた温泉旅館です。まあ霊泉寺温泉では鄙びていない所を探す方が難しいですけどね露天風呂を含めた大浴場はそれほど古く感じないので改装しているのかも知れません。それでも洗い場のカランはお湯、水、シャワーが全部別々で古い銭湯にあるタイプです。



 大浴場には中くらいの浴槽が一つ。これは旅館の規模相応でしょう。湯口は二つあってそれぞれから湯が注がれていますが、浴槽からのオーバーフローは見られません。源泉かけ流しを謳っているので浴槽の底から湯を抜いていると思われます。
 お湯は無色透明、香りはほのかに潮(磯)臭がある他は味も感触もほぼ感じられず、個性はあまりないお湯です。しかしながら湯温は個人的には絶妙で、体は温まるけど長湯も可能という温度でした実際40℃くらいと思われ、体に負担が掛からない湯温ですこの温度を加水、加温なしで実現できているのであれば非常に貴重な温泉ですね(現在の湯の使用法が掲示されていないため、正確な使用法が不明)。そして湯の投入量も多いので、新鮮さが感じられるし、塩素臭もなし。これだけ揃えば個性が少なくても浴感は素晴らしく感じられ、印象は深く残ります。霊泉寺温泉はこの日で3回目の訪問ですけど、東信地方で繰り返して何回も訪問しているのはここと田沢温泉、別所温泉くらいかな

 

 さて、先ほど湯口は二つあると述べましたが、一つは熱め、もう一つはぬるめでした。そして分析表も泉温が43.5℃(カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉)のもの(共同浴場に掲示されていた分析表と同じもの)と36℃(単純温泉)のものが掲示されていました。後で調べてみたら、霊泉寺温泉には新源泉(熱め)と旧源泉(ぬるめ)があって、新源泉は共同浴場、旧源泉は旅館で使われているとのことでした。和泉屋旅館では2本の源泉を混合して湯温を調整しているという情報があったので、新源泉と旧源泉両方を使っているのかも知れません。いずれにせよもうちょっとお湯の良さをアピールするなら、詳細な説明が必要でしょう。2本の源泉を使用しているのであれば、共同浴場や他の旅館との差別化ができるのですから。



 あとこの旅館には狭いながらも露天風呂があります。塀に囲まれていて眺望は利かないですが、霊泉寺温泉では唯一の露天風呂で貴重です。冬期閉鎖中(12/1~3/31)ということで入れなかったのが残念だけれど、おそらくこの時期だとぬるくて入れなくなるのでしょう。夏はきっとぬる湯で気持ちいい浴槽になると思います

 お湯は良かったし、当然のごとく独占浴で癒しの効果は抜群、1時間ほどの入浴は十分に満足できました共同浴場の方は結構人気があって客足が絶えないので、料金が高くてもこの温泉地では旅館の立ち寄り湯を選択した方がいいかも知れません。その方が危機的な温泉街の維持につながるし、お湯を独占できて満足すること間違いなしだと思います

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