としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

半出来温泉 登喜和荘

2015-03-18 00:00:20 | 群馬県の温泉
 レークサイドゆうすげでの入浴を終えた後、寄り道をしながら家路につきました。まずは道の駅八ツ場ふれあい館に立ち寄り。ここでは昼食を買うのと、足湯に浸かるのが目的です。八ツ場ふれあい館の足湯は近くの林温泉の湯を引いていて、油臭がプンプンする湯これだけ個性的な足湯はなかなかないでしょうね林温泉は共同浴場「かたくりの湯」で入湯していますが、また浸かってみたくなりました

 次に、新しく生まれ変わりつつある川原湯温泉と、移転新設された共同浴場「王湯」を眺め(結構客がいそうだったので入湯は断念)、再び長野方面へ向かいました。雪が強くなってきたので早く帰らないと危険な状況になりつつありました
 
 そんな中で半出来温泉 登喜和荘を通りかかったところ、駐車場に車が1台も停まっていなかったので、チャンスと思い車を駐車場に滑り込ませました。半出来温泉は今までに何回も入湯を断念してきた施設。鄙びた温泉旅館ですが、意外に客が多いのです。
 半出来温泉 登喜和荘は、吾妻川に沿って走る国道144号線沿いにある施設。薄暗くて心配になりましたが、中に入ると女将さん?が出てきてくれました。料金は90分で400円とのこと。群馬県の施設は時間制の所が多いような気がしますが気のせいでしょうか?


 浴室は建物の外観以上に古びていて、少々ビビってしまいましたかなり鄙びた共同浴場といった雰囲気です。よっぽどの温泉好きでないと引いてしまうでしょう。
 しかしながら、お湯は湯口からドバドバと浴槽に注がれていて、源泉100%かけ流しですコップが置かれているので飲泉してみると、はっきりと塩・渋味が感じられました(ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、4,940mg/kg)。濃度相応の味で、香りは若干硫黄臭が感知できました。
 浴槽の湯は黄色がかったささ濁りで、ツルスベ感が感じられます。香り&味も健在なことから、湯は新鮮湯温も適温なので、じっくりと湯浴みを楽しむことができます。浴室はやばくても、泉質は一級品


 内湯での入浴はそこそこに、続いてこの施設の売りである混浴露天風呂へと向かいます(女性専用露天風呂もあるらしい)。内湯浴室と露天風呂は少し離れていて、素っ裸で移動するのですが、囲い等がないので少々恥ずかしいです


 吾妻川沿いにある混浴露天風呂は、木の浴槽で、2つの浴槽で構成されています。大きな浴槽の中に一人用の小さな浴槽が入っていて、そこに湯口から湯が注がれ、オーバーフローが大きな浴槽に流れ込む仕組み。以前は味噌樽を使った樽の浴槽も入っていたようですが、今はありあせん。大浴槽は見た目ぬるそうに見えたので、まずは小浴槽に入浴。すると見事に適温で一安心です

 
 そしてその小浴槽の泉質がまた素晴らしいのです香りは硫黄・鉄臭(ごく僅かに油臭も感知)がはっきりと感じられ、味と共に内湯より濃く感じます。加えて細かい気泡が舞っており、泡付きが見られるのです浴槽が小さい分、格段に湯が新鮮なのでしょう。吾妻川の流れを眺めながら、新鮮な良泉に一人浸かる、これはかなりの贅沢です


 小浴槽で温まった後、大浴槽に浸かりましたが、湯温は不感温帯或はそれ以下のぬるい湯になっていました。泡付きもなく小浴槽より浴感が劣るので、すぐに小浴槽に移りました。夏にはちょうど良いぬる湯になるのではないでしょうか。

 露天風呂としては、泉質、眺望、雰囲気の点ではハイレベルと言っていいと思うのですが、一つ難点を挙げるとすれば、浴槽が藻や苔でヌルヌルするということがありますこのことは宿のHPにも書いてあって、決して掃除をしていない訳ではないと書かれているものの、もうちょっと綺麗にしてもらいたいものです。やっぱり湯の成分以外の理由でヌルヌルするのは気持ちが良くありませんし
 
 雪が強くなってきたので、名残惜しいながらも再び内湯に戻り入浴。地元の方から「寒かっただろう?」と声を掛けられてしまいました。さすがに常連客は雪降りの中では内湯だけを楽しんでいます。確かにこのお湯なら内湯だけでも十分に満足できるでしょう。

 ようやく念願かなっての半出来温泉での入浴は、納得のいくものになりました。家の近所で言えば長嶺温泉のような存在で、ちょっと温泉に入りたいと思った時にふらっと立ち寄れる温泉です。こういった施設が近くにあれば、温泉好きにとっては本当に便利ですね

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