としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

西下仁田温泉 荒船の湯

2013-01-06 09:02:30 | 群馬県の温泉
 西下仁田温泉 荒船の湯は、ネギやコンニャクで有名な群馬県下仁田町にある町営の日帰り温泉施設です下仁田町と長野県佐久市を結ぶ国道254号線沿いにあって、長野県に近い山深い場所にあります
 
 そんなシチュエーションにある施設ながら、設備はなかなか充実しています内湯には大風呂、子供風呂、泡風呂と浴槽が3つあり、もちろん露天風呂もあります。さらにサウナ付きでシャンプー等アメニティ完備。料金500円の施設としては完璧な設備と言っていいでしょう山奥にある施設でここまで充実させる必要があるのかと思うのですが、この日は洗い場で順番待ちが出るほどの混雑でしたこの時は紅葉等観光シーズンだったからですかねぇ。


 西下仁田温泉の泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉で、溶存物質含有量が41,300mg/kgと海水をも上回る強力な源泉です。温泉ファンとしてはこの源泉が一体どんな浴感を持つのか非常に気になるところですね。
 期待を胸に、まずは内湯の大風呂、子供風呂、泡風呂に入湯。するとお湯は無色澄明、無味無臭の湯で、温泉らしさのかけらも感じられないものでしたおまけにはっきりと塩素臭が感知され、スーパー銭湯にいるような感覚になってしまいました


 実は源泉の分析表とは別に使用場所(浴槽)での分析結果が掲示されていたのですが、それを見ると溶存物質含有量が240mg/kgとなっていて、加水により濃度が源泉の約200分の1になっていました。これだけ薄めてしまえば温泉らしさが全くないのも当然ですね。しかもこのことによって浴槽に満たされているお湯は、成分的に温泉の基準を満たしていません源泉に加水して使用している施設ではどこでもありえることなんですが、これで温泉というのもちょっと納得がいかないかな源泉の湧出量が少ないというのなら、4つも浴槽を作らなければいい話だと思うのですけど…。


 続けて露天風呂に入ってみるも、余計塩素臭が強いだけで湯の状況は同じでした。しかも露天風呂に至っては湯の投入口がどこにあるかさえ分かりません。露天風呂の雰囲気は決して悪くないんですけどね

 とにもかくにも、お湯については残念の一言。温泉ファンはお湯には期待しない方が良さそうです。ただ設備は充実しているので、行楽帰りに汗を流すにはいい施設だと思います

人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿