馬曲温泉 望郷の湯

（2012.10.20再訪）
　二年半ぶりの入湯。いつも混んでいるので足が遠のいていましたが、男性用露天風呂が２つになったという情報が入ったので、確認してみることにしました
　馬曲温泉 望郷の湯は、日本の露天風呂番付で東の横綱に選ばれるほどの有名な温泉施設木島平村を流れる馬曲川の上流部にあり、かなりの山奥ですが、アクセス道路は悪くないので比較的楽に辿り着けます

　山奥にある日帰り温泉施設にもかかわらず、営業時間は朝6時から夜10時までとやたらに長いです。それほどの需要があるのか疑問ですが、地元の方の利用率も高いのでしょう。この日は午後に用事があったので、他の施設ではまだ営業していない時間帯であるAM9:00頃に訪問しました。

　さて問題の露天風呂ですが、情報通り以前からの湯船の奥側（山側）に長方形の新しい湯船ができていました。それも結構広めの浴槽ですただ以前からある湯船（岩風呂）に比べると、少々情緒に欠ける湯船で、眺望も劣ります（正面の近くの山しか見えない）。おそらくあまりに混雑するので湯船を追加したのだと思いますが、どちらがいいかと言えば、やはり眺望のよい以前からある湯船ですね

　お湯は相変わらず無色澄明、無味無臭。殺菌剤添加による塩素臭が少々気になるあまり特徴がないお湯ですただ今回も若干の泡付きが見られ、ツルスベ感もありました。源泉は熱々になるまで加温され、しかも循環併用、分析書によると溶存ガス成分は1.3mg/kgのみと泡付きになるとはとても思えない湯なので不思議です。おそらく加温、循環の際に後天的に加わったものでしょう。

　
　内湯の方は以前と変わりなく、今回も狭い浴槽で強力なジェットが作動しお湯がグルグルと回っていました。浴感は露天とほとんど変わらないのですが、ジェットの影響か気泡が大量に舞っており、泡付きが多くツルスベ感も強めでしたどうみても天然の泡付きではないけれども、これはこれで面白いかも
　
　帰りがけに客の車のナンバーを調べてみると、やはり県外から来ている客が多いですね。遠くから来ているお客さんは、当然眺望が目当てでしょうから晴れ渡っていればそれで十分でしょう実際この日は快晴で、従来の湯船からの眺望はすばらしいものでしたこの眺望があれば、泉質や浴感がどうのなんてのはどうでもいいような気がします

　

（2010.4.19）
　馬曲温泉 望郷の湯は、長野県の北部、木島平村にある日帰り温泉施設です馬曲温泉と言えば、露天風呂では東の横綱と呼ばれるほど有名な温泉。いつ来ても駐車場は県外ナンバーの車で溢れています。

　何がそんなにいいかと言えば、やはりその眺望でしょうね山の中腹に立地しているので、遠くの山々まで見渡すことができます。私にとってはほぼ地元みたいなものなので見慣れた景色ですが、都会の人にとっては感動的なものでしょうまた情報では女湯の方が浴槽が広く、眺望が良いという話なので、女性の人気が高いのかも知れません。

　さて、温泉のお湯の方はというと、無色透明、無味無臭の特徴のないもの。ただ今回はかなりの量の泡付きが見られました。源泉投入＆循環濾過のお湯ではありますが新鮮さは保たれているということなのでしょうただ私はどうしても塩素臭が気になってしまいます。こだわらない人にとっては気にならないレベルとは思いますけどね

　露天風呂には洗い場がないので、体を洗いたければ離れた所にある内湯に移動することになります。服を一旦着なければならないので少し面倒ではありますが、シャンプー等の備品は一式揃っています 狭い浴槽ににも関わらず、お湯がものすごい勢いで循環しているのが印象的でした

　秘湯の雰囲気を持ちつつも、使い勝手は悪くない温泉遠くの山々を眺めながら、ボーっと温泉に浸かっていると嫌なことも忘れさせてくれます