保科温泉

（2013.12.14再訪）
　保科温泉には3年ぶりの訪問です到着すると、施設の入口が改修されていることに気付きました。スロープが取り付けられ、それに併せて以前より入口が前に迫り出していました。老人施設も兼ねているので、高齢者の方でも入りやすくしたようです。施設の中は特に変わった所はありませんでした。

　浴室に向かうと、今回の男湯は今まで入った浴室とは場所が異なっていました。どうやら男女交代制のようです。そして浴室・浴槽の様子も随分と違っていて、以前入った浴室・浴槽と比べると狭いものとなっています。それでも十分広さはあるので、不便と言うことはありません

　

　浴槽からは湯がさざ波のようにオーバーフローしています市営の施設でありながら加温のみの100%かけ流しをしているのはすばらしいですね湯は灰緑色の濁り湯（ただし色は薄め）で、鉄・硫黄臭＆味、泡付きありという評価はこれまでと変わりません。近くでは中野市の長嶺温泉によく似た良泉です

　
　源泉の蛇口があり、湯が熱い場合は自由に入れてよいと書いてあったことから湯を出してみると、ぬるい源泉（源泉温度は30.4℃）がチョロチョロと出てきました。とても湯温を下げる効果があるとは思えない量ですが、源泉投入箇所は気泡によって湯が白く濁って見え、泡付き量も多くなりました。この源泉が加温のみでかけ流されているのだから、泡付きありで浴感がいいはずです
　
　そしてもう一つ、この温泉の良さを感じられるのはシャワーです。シャワー＆カランも温泉を使用しているので、シャワーで頭を洗っていると温泉臭が香ってきます。髪が綺麗に洗えるのか不安ですが、温泉ファンにはたまりません
　
　PM2:00を過ぎると、次々に人が入ってきました。400円で源泉かけ流しの温泉に入れるのだから、固定客は多いでしょう。現にお客のほとんどがお風呂セットを持ってきていました。私もこの施設が近くにあったら、通っているに違いありません

　


（2010.12.23）
　平成22年9月末まで国民宿舎永保荘として営業していた施設現在は日帰り入浴施設「保科温泉」として営業していますそこかしこにある看板は永保荘のままで、館内の張り紙まで永保荘と書かれたものがそのままになっています。そんな感じなので、雰囲気は永保荘の頃とほとんど変わっていません

　内湯１つだけの施設ですが、かけ流しで結構な量のオーバーフローがあります。そのこともあってお湯は新鮮で、泡付きが見られます。体にまとわり付いてくる泡を見ているだけで楽しいですね
　お湯はやや灰緑色に色付いていて、鉄・硫黄臭＆味がする特徴あるお湯泡付きも合わせてなかなかの名泉と言えると思います

　長野市には大室温泉、松代温泉、温湯温泉といった人気の温泉施設たくさんありますが、山の中にあるこういった渋い温泉もゆっくり浸かれていいですね