Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

春を待つ祈り

2018-02-04 | 祈り

 

今日は立春…名ばかりの春である。

昨日、節分会に出掛けてみた。

今年の寒さは骨身に沁みる。

体調不良とモチベーション低下が重なって、冬眠状態が続いている。

春を待つ祈りの儀式に、自分自身の祈りを重ねた…

 

切っ掛けは、雪の日に出会ったお遍路さんだった。

何を撮っても意欲が湧かない日が続いた。

その日は、雪景色を求めて郊外を当て所もなく彷徨っていた。

天気予報ほど降雪もなく、どんどん山間の道へと入っていった。

三坂峠の旧遍路道まで来ていた。

小雪の舞う中、人影が見えた。

この底冷えのする峠道を降りてくるお遍路さんの姿だった。

思わず自転車を止めて、その人を待った。

「この雪道を大変でしたね」と労いの言葉をかけた。

なんと女性一人の歩き遍路さんだ。

名古屋から区切り遍路を続けているという彼女と、しばらく一緒に歩いた。

順番通りに歩いているわけではないので、間もなく結願だという。

雪深い山道を一人で歩いてきたので心細かったのだろうか?

予想外に快活な表情をみせてくれた。

お願いして、その後ろ姿を撮らせて頂いた。

このお遍路さんに出会えたことが、「祈りの風景」への再起の切っ掛けとなった。

「どう振る舞っていいか分からないとき、どうするか?」という公案があった。

「何もできないときに何をするか?」

自分で解決できると考えてはいけない。

これを居つくとか、囚われるとかいうらしい。

自力ではなく他力、他者との関係性の中に道は開ける。

真宗では「それは自力ではないのか?」と自問することから始まる。

「祈り」とは無力な自分をさらけ出し心を開くことから、何かに身を委ねる無心への回帰(境地)なのかもしれない?

 

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4 コメント

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心に響く写真 (misa)
2018-02-04 23:28:59
体調壊してないかと心配のmailでしたが
先ずは安心しました

今までは励まされてばかりでしたので意外でしたが
すっきりと切り取った所は流石です

きょうは久々の遅いお出かけでした
現地で中央市の男性カメラマンと御一緒に
大たびの滝にて蒼の世界を長沢ダム湖畔にて氷上のスケートリンク?を愉しんできました
寒気の底 (ランスケ)
2018-02-05 10:42:28
今日、明日と最高気温2℃だとか…
今週が寒気の底でしょうか?

misaさんは元気に氷瀑や凍結したダム湖と冬の風物詩の撮影行が続いていますね。
その元気を分けてほしい(笑)

なんとか復活の切っ掛けを掴みました。
昨夜のNHKスペシャル「人体」は脳でした。
脳は何かに集中しているときよりも、ボーツとして弛緩しているときに、
ひらめきが生まれるという最新知見には驚きました。
デフォルトモードネットワークといわれる脳の状態は散歩や入浴時に見られるようです。
偶然にも「祈り」における無心の境地と重なるのではないか?と思いました。
人が無心に祈る表情は美しいです。
これも声をかけて撮影許可を得ると自然の仕草が消えてしまいます。
野生動物を撮るように長めのレンズで一瞬の表情を切り取るしかないですね(笑)
 (鬼城)
2018-02-06 08:58:44
祈りと言うのは古代から続いていること。
これは人間の弱さから来ていると思います。
誰もが弱い存在だと思います。
そう考えれば、迷いも吹っ切れるのでは無いでしょうか?
お遍路さんの後ろ姿に光芒が見える気がします。
それに併せて節分絵の写真、心和みます。
自分も迷い道に入ったときは、散歩途中の神社で自問自答・・・
きっかけは必要だと思います。
ランスケファンは多いですよ。
これからもいろんな切り取りを是非・・・
厳しい冬を乗り切る (ランスケ)
2018-02-06 10:17:01
鬼城さんも体調を崩されたようですね。
今年の寒さは例年になく強力です。
お互いに無理しないように、なんとか厳しい冬を乗り切りましょう(笑)

祈りと癒しは、人間にとって無くてはならないものなのでしょうね。
特に現在のような自分たちの見たいものしか見ようとしない不寛容な時代には、
何か拠り所とするものを人は必要とするようです。
今の民族的なアイデンティティーに、それを求める傾向に自分なりに解答を模索しています。
長い歴史の中で培ってきた日本人の精神風土(日本的霊性)とは何か?
これは残りの時間をかけたテーマだと思っています。

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