備忘録パッチワーク風  池野徹子

ある日の出来事中の雑感・つぶやき
川の流れのように過ぎる日々。
ファミリーとの共通の思い出。

俳句(その1)2006・2 句会

2006-02-09 19:33:26 | 趣味


2月句会 結果  ◎特選 ○ 並選 △ 佳作 参加者23人 一人4句


○出初式海に七色噴水す      添削 放水に虹でてをりぬ出初式
○謡初め師病癒え朗々と      〃  病癒え師の朗々と謡初め
○長距離のバスこぼしゆく雪しずく
○浅き川歪に映る寒の月      〃寒月の歪に映る浅き川
○初ダイバー海中神社に手を合わす 〃海神に手を合わしをり初ダイバー

○書初めの墨痕美しき十枚目    〃書初めの一枚ごとに墨をすり
      美しいはつかわないほうがよい
△氷る道一歩のあゆみ選びつつ   〃氷る道一歩一歩を気遣って
      説明にならないように
◎舌きり雀伝へるお宿春障子    〃舌きり雀伝へたる宿春障子
     お地蔵、お宮、などに「お」をつけない
△幼な日の娘の手袋はすてられず  〃幼なき日の娘の手袋をすてられず
     幼な日をきちんと言う

△雪雪雪やり場無き雪空見つむ   〃やり場無き雪空見つむ越の国
○さらさらと枝のこぼるる今朝の雪 〃さらさらと枝をこぼるる今朝の雪
△外国船上大寒の誕生日      〃外国船の上大寒の誕生日
○高層を写す大川冬鴎       〃高層ビル写す大川冬鴎
○大試験始まる前のしじまかな

○寒晴や富士見櫓の葵紋
△松とれて笛の音久し豆腐売り
      説明になっている
△寒厳しほうとうの味濃くしたり   〃大寒のほうとうの味濃くしたり
△風花の頬にあたりてしゅんと消ゆ  〃風花の頬にあたりて消えにけり
     しゅんとが説明
○親御前(おやごぜ)の児に曳かれるどんど焼き   なかなかの良い句
   おやごぜ  他人の親を尊敬する言葉

△寝(い)ねがての枕の下をラッセル車
   ひやくがありすぎ
△大寒の手抜き料理を夕餉とし    〃大寒の手にきをしたる夕餉とす
○実南天葵・義仲ゆかりの湯
○しづり雪神楽太鼓の高鳴りて    〃天神の太鼓なりをりしづり雪
△はぐれしか声を限りの寒鴉     〃寒々と声を限りの大鴉
   擬人法でよくない

△初社絵馬に書き足す願ひこと    〃初詣絵馬に書き足す願ひこと   
                   願ひことを絵馬に書き足す初社
△樹氷背に煙ゆうゆうログハウス
   擬人法で×
○子供等がほほ赤く染め寒稽古    〃ほほ赤く染める子供等の寒稽古
○麦の芽や笛を吹きつつ下校の子    このままでもよい
    「や」があるので      〃麦の芽や下校の子等が笛吹いて
△明日朝の掃除気になり豆を撒く
  やや理屈になっている

○人日や足元に猫ついて来る
△荒星や先住民の時代より      〃寒星(いてぼし)や先住民の遺跡にて
    説明になっている
△枝渡る笹子捉へし静寂かな      〃枝渡る笹子捉へし眼かな
○選り抜きの寒の卵の濃かりけり
△ろう梅の花弁を透かす蒼き空     〃ろう梅の花弁を透かし見つめけり

○熱燗に明治を語る祖父は亡く     〃熱燗や明治を語る祖父は亡く
○春待つや旅のちらしを裏表      〃春隣裏表見る旅のちらし
○積雪に朝刊入れの足の跡       〃積雪や朝刊入れし足の跡
△窶れ(やつれ)野に日の当たりをり冬菜畑 〃冬ざれの野に日の当たる菜の畑
  擬人法で×
△寄せ鍋を三世代にて囲みをリ     〃寄せ鍋を囲んでいたり三世代
    「にて」が説明的

△雨戸洩るる朝の光や雪霽(はれ)て   〃雪晴れや雨戸より洩れ陽の光
○見晴るかすグランドキャニオン冬三日月
△日脚伸び隣町まで小買物       〃日脚伸ぶ隣町まで買物に
    小買物は×
△立春や未だ未だ寒さ続くらし
     季重なり。直しようなし
◎さきがけて蝋梅咲けり画家の庭

◎凍滝の芯に犇く(ひしめく)水の音
△冬蝶や沓脱ぎ石のベビー靴      〃冬蝶や沓脱ぎ石にきていたり
○家路へと促すチャイム日脚伸ぶ
 飛ばし 時間切れで
△牡蠣食へば爆死のうめき遠く聴く
 飛ばし
△妙義山個性の山肌春を待つ      〃山肌の春を待ちをリ妙義山
   説明的

○裸木の空ひろがりぬ並木道
 飛ばし
△月白く足に応ふる霜柱
   「応ふる」いらない
○名に惹かれ花かんざしの蕾買ふ
  飛ばし
◎拾ひたる薄氷透かし見る子供
△雪の庭雨戸繰ること惜しみをり    〃ゆっくりと雨戸繰りをり雪の庭
    「惜しみをり」?

△冬落暉山の端珊瑚色に染む      〃冬落暉珊瑚色なる山の端
   同じ意味のことばを重ねない
△朝早し寒禽騒ぐ大師道        〃大師への道寒禽の騒ぎをり
  朝早し ×  大師道とかってに名をつけない
○鷽替(うそかえ)に並びてめぐる心字池
○猫柳うぶ毛にやさし光あり      〃猫柳うぶ毛の光やさしかり
△不夜城のラスベガスにも寒の月    〃寒月を見つめていたりラスベガス
  「不夜城」が説明的

○宿坊の炬燵置かるる四人部屋
○読み止しの頁飛ばしぬ春一番
○寡黙なる爺(じじい)に婆(ばばあ)雪卸す 〃寡黙なる爺婆(じじばば)雪を卸しをり
   俳句では「じじい」「ばばあ」と言わない
△初場所の優勝を決め栃東      〃初場所の優勝したり栃東
△千社札禁ずる山門雪積める     〃千社札禁ずるさんもん雪降り積む

○薄氷の(うすらいの)池渡りゆく太鼓橋
 飛ばし
○将軍塚枝に残れる枯紅葉
 飛ばし
○立春大吉引越し荷物の三輪車
 飛ばし
○初場所や力士の癖を楽しめり    〃初場所や力士の癖を楽みて
                     切れ字なので
○校庭に一つ大きな雪だるま
 飛ばし

△腕白坊氷る残雪踏み歩く      〃腕白坊主氷る残雪踏み歩く
△綿入着米寿友より手作りを
  飛ばし
△豆を打つ柱に子鬼の影はなく    〃豆を撒く家に子供の影はなく
△雪止みて庭木の支柱立て直す    〃雪の庭木々の支柱立て直す
○憚りを借りし農園春の泥
  飛ばし

○助け合いひねもす除雪北の国    〃助け合いひねもす除雪していたり
△金柑の艶やかなるを選りて?ぐ(もぐ) 〃艶やかなる金柑の実を選りてをり
△薮こぎて編目のびたる毛糸帽
 飛ばし
△鳰(にお)潜く(かずく)雨の古利根暮れてをり
◎卵塔の碑文探るや笹子なく

○水煙や雪の霽れ(はれ)たる空の青
  飛ばし
△鴨の背の色際立ちてぬるむ池     〃鴨の背の色際立ちて心字池
   
   「水ぬるむ」季語あり 季重なり

△長距離で入学式の日の知らせ     〃長距離電話入学式の日を知らせ


○雪礫追うては犬の跳ね上がる
 飛ばし
○東京湾のはるかに富士山(ふじ)や寒夕焼
  飛ばし
○探梅や雁坂みちの信玄廟
  飛ばし
○蝋梅の雪被(かず)きをり六義園
  飛ばし
△春泥の庭より入りてともを訪ふ     〃春泥の庭より入りぬ友の家

○栴檀の実晴天に散らばりて
  

○雪掻きの路地の人々うからめく
  飛ばし
○風邪抜けず動かぬ日々を過ごしをリ
  

○庭の木に小鳥巣作る気配かな













   

お気に入り2

2006-02-09 15:09:43 | 雑感
わんちゃん
    旅が多いので犬をかうことは出来ないのですが
          もし飼うとしたらこれと言う犬見つけました。
         
          茶色のベア-カットのプードルです。

          プードルといえばお腹と顔はスキン肌で
          丸く刈り込まれたおしゃれなわんちゃん   
          ですが、ベア-カットのは似ても似つかない
          テデイベア-の感じでほんとにかわいいです。
          
IHのクッキングテーブル
          築?年の我が家。オーブンの上にガス台が。
          油汚れと手入れ下手で、マイってました。

          思い切ってIHのクッキングテーブルにしました。
          これがすばらしい。布巾でひとふき。
          よごれの多いときは、サランラップをまるめて、
          洗剤でこするときれいに。

          タイマーがついているので、時間できれます。安心。
         
          炎がでないので、なべ横がよごれない。鍋磨き不用。

          それ様の鍋を使うと、1合のごはんでも、赤飯でも
          15分弱で焚けます。便利。すぐれものです。

ごきげんで使用中です。