Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

派遣 覇権?

2009-01-06 09:04:55 | 気の向くまま
「日本では今派遣社員がブームのようですね。」

今のメディア産業は『派遣社員』がかわいそうな立場で『首を切る会社』が悪者という構図を仕立て上げたいようです。

まるで『派遣社員という立場の人を作り出した経済界と行政の失敗』と言わんばかりですが、少し待ってください。派遣という立場を選んだ人も個人の自由で選んだのですよ。その自由にはその個人が責任を持たないことには人間の人権尊重など成り立たないと思いませんか。

少し前までメディアでは「少子高齢化」、「格差社会」などということが声高に叫ばれていました。そのときもどちらも「行政が悪い」と言っていました。

「少子化」によって労働人口が減少する、ひいては社会保障の財源である税金が減少し日本の社会保障は成り立たない。

こんなことを言っていましたが、労働人口が減りつつある今、「仕事を見つけることが出来ない人」が大量に生まれることをそのとき予想できたでしょうか。

外国にいる人が今の日本のメディアの報道を聞いたらたぶんこう思うと思います。「日本人って国にものすごく守られているんだなあ」と。

日本ほど外国人に仕事を提供しない国は世界中捜してもそんなにないと思います。

外国生まれの人で日本に帰化した人がどれほどいますでしょうか。日本の移民法はとてつもなく厳しいのです。基本的に外国人は「日本で定住できません」が基本です。それは表向き「狭い日本国土にこれ以上人間を受け入れられない」と言う理由ですが、実は「低賃金労働のプロの入国お断り」と言うことです。日本人の雇用が第一なわけですから。

今のメディアの報道に賛同する日本人は少数であることを願うのみです。このままでは日本はどんどん閉鎖的になってしまいます。インターネットで地球の反対側にいる人と映像とともに会話できる時代になっても「自由」を得るための「責任」が普通に報道に反映されるようにならなければただの「わがまま」の報道です。「公共」の電波を使っているのですからテレビ局にはその辺をよくわきまえてもらいたいと思います。

どうでもいいことを書きました。最近の報道にどうもいらいらさせられていたようです。今年は良いことが一杯あると思います。今年も頑張ろう。





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