Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

お国柄 国民性

2006-08-04 00:31:53 | 政治
俗によく、「あそこはそういうお国柄だから」という言葉を耳にする。ではアメリカ人のお国柄、というのはどういう風に認識されているのだろうか。
アメリカ人といっても、私も市民権を取ればアメリカ人になれるのだから、アメリカの国民性といっても一言では言い表せないのかもしれない。

そんな中でも私がアメリカ人の国民性だな、と思わされたのはあの911のテロのときだった。

あの時アメリカの国民は大統領を中心にすばやく団結し、あのテロを引き起こした人物を特定、アフガニスタンに派兵した。民主主義の国だから必ず派兵反対の声も上がるが、あのときの雰囲気はそんな声もかき消されるほど、アメリカの敵への攻撃に突進していった。

真珠湾攻撃の当時のアメリカもおそらく似たような雰囲気だったのだろう。

どちらかといえばアメリカは個人中心主義で、国民になんとなくまとまりの悪さを見ることが多いものだが、蜂が敵の進入を察知すると集団で攻撃するように、ひとたび攻撃を受けると一致団結し、すさまじい力を発揮する。そんな風にも見える。

ちなみに、私はまだアメリカの市民権は得ていないが、アメリカ人になるときには、アメリカに忠誠を誓う、ということに同意しなければならない。具体的には、戦争になって徴兵をかけられたら徴兵を受け入れる、アメリカの政治理念をきちんと理解、賛同し、それを口頭で説明できる、などなど。要はアメリカの嫌いな人は、アメリカ人にはなれません、と言っているのだ。そんなこともこの国の国民性に影響を与えているのかもしれない。




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