Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

日本人の右傾化は善か悪か?

2005-12-15 04:57:56 | 政治
先日読んだ新聞記事で驚いたことがある。若者(年齢はいくつくらいを対象にしていたのかまでは記憶がない)に、「日本人であることに誇りを持つか」というアンケートをとったそうだが、私が想像していたよりはるかに高い割合で誇りを持つ、と答えていた。(5割は超えていたと思うのだが、それも今は定かではない。)
このブログの始めの方に書いたが、私自身、右か左か、と問われれば、右というだろう。しかしこんな問い自体、こちらアメリカでは聞いたことがない。多分8割方右だからだろう。だから私にとってこちらは居心地がよいのかもしれない。自分が生まれた場所、文化、それらを基本的に大切にする人々だから、彼らも私がそうであることを尊重してくれるからだ。だからこちらでは私が外国人の立場でありながら、卑屈になることは全然なかった。
この考え方は大切だと思う。われわれが生まれた場所や文化を誇りに思うように、他の場所で生まれた人たちもそう思っているはずなのだ。そう考えれば日本に住む外国人達への接し方もおのずと敬意を持てるようになるのではないだろうか。
だから私はその新聞のアンケート結果を見たときに、もっとそのような人が増えてくれればなあと思った。
これは時代的なものであったのか、地域的なものであったのかはっきりは分からなかったが、当時の私の学校では、小、中、高、とどれも左よりだった。中立的な教師もいたが、割合、といおうか、教師の声の大きさを比べるとやはり、左寄りの声のほうが大きかった。高校の頃さっきと同じようなアンケートを私のクラスでとればおそらくYES、と答えた割合は20%を切っていただろうと思う。日本人の意識が変わってきたのはどうしてなのだろう?
国に誇りを持つようになれば戦争に走る、というのはあまりにも短絡的な考え方だと思う。それを理由に最近中国や韓国も日本の右傾化を憂慮する、などというが、彼らの国のほうがよっぽど右傾化しすぎている。しかも今の日本ほど彼らの国では言論の自由もない。危ないのはどちらかは明らかだ。
もし20代の若者で、このブログを読んで何かぴんと来るものをお持ちの方がいればコメントくれたし。
自分が国を思うように、相手も自分の国を思っている。そのことをよく理解して外国人に接していきたい。

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