Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

少子化対策

2005-12-18 03:31:05 | 政治
アメリカは中国や日本のように国が特別何か人口政策をとっているわけではない。アメリカもキリスト教国で、敬虔な家庭ほど、聖書の教えに従って、産めよ増やせよで子沢山のところも多い。しかし考えてみれば、そもそも人の家庭の子供の数を国がとやかく言うのもおかしいのではないか。中国では一人っ子政策を採っているので、二人目を作るときは罰金を払わされるらしい。日本も特に社会保障が現状のままでは成り立たなくという理由から対策が求められている。人によって多く子供を望む場合もあれば、そうでない場合もあるだろう。社会保障の維持のために、なんていわれても、それでは協力しましょう、とはならない。政府の対策もそのせいで今ひとつ実をを結んでいないのではないだろうか。
日本は超少子化国だそうだ。国の出生率が1.3を割り込むとこう呼ばれるらしい。私は第2次ベビーブームのさなかに生まれた。中学では1学年15クラスもあって、600人を超えていた。私の友人で、テストの結果が600番台だったのでよく覚えている。
第一次、第二次と来れば、第三次があってしかるべきだが、そうならなかった。そう、われわれの世代が平均して2人以下しか子供をもうけていないからだ。ちなみに私のところは子供2人である。
私は私の世代が第三次ベビーブームを生み出さなかった最大の理由は晩婚化にあると見ている。若いうちに結婚すれば勢いで子供を作れる。などと言うとまるで猛獣のようだが、これは本当である。私自身、30になってから結婚したら、子供の数なんて経済力と相談しながらになっていたと思う。30にもなると少しは世の中のこととか、自分のこととかが分かってきて、守りに入りやすいものだから。私は25のとき結婚して、その年にはじめの子供が生まれた。当時の経済力なんてゼロに等しかった。けれどもあのころは楽観的で、何とかなるさ、みたいな感じだった。若さゆえだと思う。
政府は児童手当や保育園を拡充することで少子化対策としているが、それはそれで必要だが、「20代で結婚するとお得なことがありますよ」みたいな税金控除枠だとか、(うーん、控除といってもこの世代の収入が少なければあまり意味がないか)25までに結婚すれば結婚式代半分持ちます、そのかわり5年以内に離婚したら返金していただきます、とかやってみてははどうだろう。それこそインターネットでアイデアを募集してみれば面白いアイデアがいっぱい集まると思うのだが。
子供のかわいい寝顔は見ていて飽きない。子供を一人持つと、少し大きくなったらまた赤ん坊の顔がみたいと思う人も多いと思う。さて、今から10年後、日本の出生率はどうなっているだろうか。


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