教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

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小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

喉の持たせ方(ちょっと卑怯)

2014-10-03 | 音楽的アドバイス

ボーカリストは本当に大変だよねえ。

楽器だけなら、風邪引いててもなんとかなるかも知れないけど、

歌う場合はねえ・・・。

で、健康体でも、自分は無理して歌ってるとステージの後半、ヤバくなったりする。

最近はそこまで歌ってないけどさ(笑)。

ま、腹式呼吸とか俗に言う腹から声を出す、なんてことが出来れば、枯れたり

しないんだろうけど、どうも習得できてない。

ってか、いくら腹から声を出す、と言っても、声帯が疲れてくれば出にくくなるんじゃ

ないの?

 

ま、結局、自分なりに対策を考えて、鍛えていくとか、30分なり、1時間なりの

ステージを最後まで声が持つように工夫していくしかない。

プロでも(プロならなおさら)考えていると思うよ。

ま、若いロックンローラーなら無茶な歌い方をして、それはそれで自分への

挑戦みたいでいいのかも知れないけど、いつまでもそれではやっていけない

だろうねえ。

 

で、まず、自分のようにきちんとした歌い方が出来ていない場合は、やはり

喉を酷使した歌い方なわけだから、歌えば歌うほど喉に負荷がかかってしまう。

ただ、歌い始めより、歌ってしばらくすると急によく声が出るようになることがある。

これは単に喉が充血してきて、声が良く出るようになっただけなので、調子に

乗っていると急に枯れたりする。

まあ、3曲くらいなら結構全力で歌っちゃってもなんとかなるんだけど、5曲以上に

なると、後半はヤバくなる可能性があるね。

ただ、ずっと大丈夫な場合もある。

それはどうしてかと言うと、結局喉を酷使しないように歌っているだけだからなんだよね。

普通におしゃべりをしていても声が出なくなったりしないでしょう?

ずっと叫んでいるわけじゃないからね。

 

で、その酷使した歌い方か、もうちょっとリラックスしてうまくだましながら(?)歌っているのかは

自分なりに判断して学習していくしかないね。

自分の場合は、やっぱりステージ上がそれほど爆音でなくて、自分の声が聞きやすければ、

やはり無理して大きな声を出さなくてもいいので、ずっと歌ってられたりもする。

逆に楽器の音が大きいと、無理して声を張り上げなくてはいけないので(結局、自然に無理した

歌い方になってしまう)歌うにつれて声がかすれてくる。喉も痛くなってくるね。

 

で、早い話が「いつまででも歌えるほどの強い喉、あるいは腹から声を出すことの出来ない」

自分はどう対処しているかというと、自分基準で「それほど無理しなくても大丈夫」って場合は

そのままで無理しないように歌えばいいんだけど、「こりゃいかん」と感じたときのみ片方耳栓を

するか、自分も含め、みんなに楽器の音を下げてもらう、あるいは他の人のアンプが自分の方を

直撃しないように調整してもらう、これでなんとか無理しない歌い方をしていくしかない。

ただ、MC中とか、大げさな話、ギターソロの間でも喉は復活したりするんで、なるべく間を取って

喉を休ませるのも手。水を飲むのも効果的。自分はステージ上では飲まないけど。

 

あるいは、結局「声そのものが出にくくなってくる」と言うより、「高い音が出にくくなってくる」ので、

高い音を歌わなくてはならない部分の工夫をしたりする。1番は上に行って、2番は下がって、

ギターソロを挟んで3番は若干休めるのでまた上に行くとか(笑)。

 

こういったことをきちんと考えて1ステージもたせるのが大事。

ステージ終わったらとりあえずもうその日はいいので、ビールでもタバコでもやればいい(笑)。