コロナ第2波に対し、安倍内閣は無策を続けている。
「心配ない」と納得できる説明はないままに、Go Toキャンペーンの開始、入国管理措置の緩和拡大など、経済のアクセルを踏み込むメッセージばかりが伝えられる。
政界随一の「寝業師」と呼ばれる自民党の二階俊博幹事長の「生臭い動き」が、コロナ禍と長梅雨でよどむ永田町の空気をかき乱している。その変幻自在な言動でポスト安倍レースをにらむ自民党内に揣摩臆測を広げている。
菅義偉官房長官は22日の記者会見で、東京都の小池百合子知事が23日からの4連休に不要不急の外出を控えるよう都民に呼びかける方針を示したことに対して、感染防止策をとった上での外出は容認すべきだとの見解を示した。
客足は鈍かった。１日当たりの観客の上限を、収容人員の約４分の１となる２５００人に絞ってもチケットは売れ残り。今後の相撲人気を考えても、大きな不安を露呈する再出発となった。
