続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

森友、加計、南スーダン日報隠しなど全てが政権維持のため?国民不在

2018年04月12日 | 国会は正直な場でなければならない


昨日の衆院予算委員会、安倍総理もついには嘘つきだと名指しされた。森友学園の国有地不正値引き問題、加計学園獣医学部新設に
おける認可過程での政権関与問題のどちらも総理周辺や政権中枢が深く関与主導した客観的事実が明らかになって来たにも拘わらず
安倍総理は「私が関与していないことは明白だ」と気色ばんで抗弁した。むしろ「深く関与していたことが明白になった」と言うのが
衆目の一致である。ここまで外堀を埋められても尚知らぬ存ぜぬで押し通せるとでも思っているのか。どこまでも不遜、傲慢極まりない。

希望の党の玉木氏が愛媛県の職員が残している備忘録など数々の状況証拠を基に「総理は嘘つきだ」と言ったのに対し、総理は「どこに
証拠があるのだ」と開き直った。私もその場面をTVで見ていて思わず「ではあなたが言う自分が関与していないという明白な証拠」とは
一体どこにあるのかと言い返して欲しかった。

又立憲民主党の枝野氏が同じく加計学園の認可問題に関して当時の首相秘書官だった柳瀬氏が面会して「これは首相案件だ」と言った
ことに触れ、本人は当時愛媛県の担当者に会った記憶は無いと言うが、一方では面会したと言っている愛媛県の担当者の言い分とどちら
が本当で、どっちかが嘘を言っていることになるがどう考えるのか?という質問に安倍総理は「私は柳瀬氏を信頼している」と言うだけで
問われていることに正面から反論できなかった。本来やましいところが無いのにそこまで言われたのなら烈火の如く怒りを現して反証する
のが筋。堂々と当事者二人を証人喚問でもして決着付けようと主張すべきではないか。何れにしても愛媛県の職員ほ方はちゃんと詳細な
メモを残しているのに対し、柳瀬氏の方は「記憶の限りでは会っていない」などと訳の解らない消極的な言い訳しかしていない。
どちらの説明に説得力があるかは明白である。だいたい不都合な時に記憶が無いとかいうのが常套手段であり後々追及されるとウソがばれる
というのがお決まりのコース。第一記憶が無ければ会ったか会っていないか明言できない筈である。仮に会った記憶が無いというのが本当
であってもだからと言って会ったという事実が消えてなくなる訳ではない。一時しのぎの言い逃れに過ぎない。一方の当事者がが明確に記憶
しているのだからこちらの言い分を信用するのが常識的に正しい判断である。殆どの国民がそう見ている。与党の多数派をバックに国会は
嘘で乗り切れても国民大多数の世論に嘘をつき通すことは到底通用しない。

いずれにしてもココまで来たら潔く正直に事実を認めるべきであろう。総理大臣ともあろう者が国会の場で嘘に嘘で塗り固めた答弁に
終始する姿は哀れである。どんなに嘘で乗り切ろうとしても多くの客観的事実、物的証拠書類、証言があるのだからもう言い逃れは
出来ない。これ以上自らの原因で国会を空転させることは許されない。それも全て政権与党から発している事件、不祥事なのだから。
そんな自覚さえ無い人に総理の資格はない。早々に内閣総辞職するしかない。また巨額の税金を使う総選挙が必要だが仕方がない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。