ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

シリア難民の子、アイラン。

2015年09月04日 06時18分46秒 | 事件・事故・宗教・政治
日本の新聞では
紹介されなかったみたい
だけど。

昨日。
トルコ中。

いや。
西欧諸国中、に

衝撃をもたらした
1枚の写真。



海辺に静かに
横たわる

3歳の、
シリア難民の子、アイラン。

その小さな体で
たくさん、たくさん
つらい思いをして。

シリアの、
コバニから

お父さんと、お母さんと
お兄ちゃんと共に、逃げ出して

新しい人生を
開くために

夜中に
ゴムボートに乗って

ギリシャの島に
行こうとした。



でも。
10人乗りのボートに

17人も
押し込められて

トルコのボドルムから
さほど離れる事もできずに

ボートは転覆して。
難民達は、夜の海に投げ出され…。

たくさんの人数を
乗せる場所を空けるために

着ていた救命胴着をも
脱がされてしまった子供達。

片方の腕に、奥さん。
片方の腕に、2人の子供達を

抱えていた
お父さん。

でも。
家族は、一人ずつ

彼の目の前で
暗い海に

飲み込まれて
行ったんだって…。



シリアだけでは
ない。

パキスタンからも。
アフガニスタンからも。

生きるために。
新しい土地を求めて

命をかけて、逃げ出す
難民たち。

その膨大な数に、今
ギリシャ政府は、

頭を抱えて
ヨーロッパ諸国に

SOSを発信
し始めたところ。

噂によると。
ギリシャの沿岸警備隊が

故意にボートに穴をあけて
難民を沈めてる!

なんて
目撃証言もあるけれど…。

とにかく。
この1枚の写真は

人間であるならば。
見ぬフリをして
通り過ぎてはいけない

「大きな問題」を
提起している。

エーゲ海は、今。
難民達の墓場、と化している。

アイランは。
初めて溺死した

シリア難民の
子供ではないけれど…。

この写真が
きっかけとなって

大きな変化が
起きるかもしれない。

もしかしたら。
溺死した、

最後の子供、に
なるかもしれない…。

どうか。
そうなって欲しいものです。



ハンガリーに
逃げ込んだ

シリア難民の
12歳の男の子に

アルジャジーラという
テレビ局が、インタビューしていた。

ぺらぺらと
英語を喋る、その子供は

学歴の高さを
思わせるのだけれど。

彼は、難民で
行くところは、ない…。

「難民達の、望んでいることは、何ですか?」
という問いに

「戦争が終わることです。僕達は、他に
何も望まない。僕達は、好きで難民になったわけじゃあ
ないんです。国を出たくはなかった…」

必死に訴える
子供達の声が

欲得のために
シリアを戦場にしている

愚かな大人たちに
届きますように…。



天使になった
アイラン。

もう、二度と。
つらい思いも
苦しい思いも

しなくても
いいんだよね。



子供達が、皆、笑って
幸せに暮らせる

そんな世の中に
なるまで

もう一度
生まれ変わるのは
待っててね…。



本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。

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コメント (6)
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