「ネブシェヒール・タワ」作ってみやした♪

ただいま。
トルコ南部

アンタルヤ方面で
大雨、洪水被害が
出ておりやして。

もうね。
ビニールハウスは
水びたし。

海岸線を縫うように
続く

オーシャン・ビューで
有名な道路は

高波に
襲われて

あちらこちらで
アスファルト破損
道路、損壊。

高台方面からは
雨に流されて
土砂が崩れ落ち。

家々は浸水
街中の道路は、川状態。

農家のおじさんは
カメラの前で、
号泣しておりやした…。

なんだろ。
日本ってさ。

こういう、緊急事態が
おこると

政府が
被害を受けた

作物の値段が
急騰しないように

市場介入して
消費者に負担がかからないように
するでしょ～。

トルコってさ。
そういうシステムが、
ないんだよね。

だから。
農作物が打撃を受けると

それがダイレクトに
消費者に跳ね返ってくるわけ。

で。
農家のおじさんには
申し訳ないものの

値段が高騰する前に
野菜をゲットしよう、と

ひつじ飼い。
本日、のこのこ、

スーパーに
出陣してみたものの。

そちら方面から
来る野菜は。

とっくに値段が
２倍以上になってた…（爆）

これは、わかりやすい
例え、だけども。

昨日まで１キロ
２００円だったものが。

今日から、いきなり
５００円になる、って。

日本じゃ
考えられないよね～。

一揆が起こるよね～。
消費者、どうしろってのよ。

でも。
ここは、トルコ。

何でもあり、の
世の中でござんす。

だが、しかし。
ど～であろうが。

人間
食べなきゃ、生きていけないわけで。

しょうがないので。
こういう時は

ちょっとずつ買う作戦を
取るしか、ないのだ…。

で。
今日は、
野菜をちょっとずつ買って

ネブシェヒールの
名物料理

「ネブシェヒール・タワ」を
作ってみやした。

初めてなんで。
ネットから、レシピ拾って、見よう見真似作戦。

それでも。
それらしいもの、ができるから。

テクノロジーの進歩って
素晴らしいっすね。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「ネブシェヒール・タワ」

牛肉　１キロ　（できれば、サーロイン部分。トルコ語では、アントリコット）
トマト　中４個
辛い青唐辛子　中４本
にんにく　２片
羊のシッポの油　１５０グラム（トルコ語では、クイルク・ヤー）
香辛料



ビベル（青唐辛子）を適当な大きさに切って
直径３０センチくらいの、焼き皿の上に並べる。
上から、トマトも適当な大きさに切って
のせる。


牛肉。１キロ。
１・５センチ角くらいに
切って、野菜の上から、のせる。

本当は、材料には
なかったんだけど。

ひつじ飼い家は
じゃがいもが、好きなので。

じゃがいもも
肉と同じくらいの大きさに

角切りにして
上から、のせる。

にんにくも
薄くスライスして、のせる。


ここで。
ひつじのシッポ油、登場。

トルコ人。
特に、内陸の人は

実は、
これが大好き。

ひつじのシッポ、って。
肉がなくて

油だけ、で
できてるんだよね。

ここの油は
独特の旨みがある、と
されてるらしい。

これも。
適当に角切りにして

一番上から
ぽろぽろ、のせる。


最後に、上から
塩、コショウ、タイムを
ぱらぱらとかけて

アルミホイルで
フタをして

町の「パン屋さんに
持って行くｗ

トルコの町の
「パン屋さん」は。

こういう
鉄板料理を持って行くと

少額の費用で
パンと一緒の焼き釜の中に

焼き皿を入れて
炭火で、じっくり

一緒に
焼いてくれるのだｗ

家で、
オーブンに入らないような
でかいもの、とか。
（七面鳥の丸焼き、とかね）

炭火焼の方が
ウマイ、と思われる

魚料理、とか。
何でも、焼いてくれて、便利♪

ちなみに。
家のオーブンで焼く人は

２００度で１時間半、
だそうだ。


で。
できあがってきたのが、これ。



お皿に取り分けて
「ネブシェヒール・タワ」の
出来上がり～♪

なんといいますか。
ひつじ油が
アクセントになってて

独特の、動物臭いニオイと
味がする、っていいますか。

ま。
こういうもんなのか、って
感じでしたｗ

わし。
ひつじ油自体が

あんまり、得意じゃないんで。
そんな、超リピートしたい料理には
ならなかったかな～。ははは。


これ。
窓から見えた、夕焼け。

これ以上
野菜が高騰しないことを
祈るよ～。



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