ひつじ飼いのキノコ岩との日常

家庭の事情から、トルコ国内のすったもんだまでw

ナザールなの?

2014年04月11日 18時26分26秒 | トルコ文化
実は、
縁あって。

今年の
始めくらいから。

時々
午前中

体操教室?
みたいなものに

混ぜてもらって
いるのだがw

今日。
そこの先生が

「ひつじ飼いさんは、体柔らかいね~。
前屈とかすると、肘までつきそうだね~」

なんて
話になった。

「私、実は
日本に居た時も、
ずいぶん、スポーツやったんで」

「そうだろうね~。
全然、始めたばっかりには、見えないもん。
すごい!」

こんな
簡単な会話を交わして

体操を
始めたのだが。

ステップ台に
足をかけて

乗ったり
降りたり

飛んだり
跳ねたり
してる途中に

ずるっ!と
足が滑って

危うく
ひっくり返りそうになったw

すると、
先生。

「あ~!!ごめんなさい!!
あたしが褒めたからだ~!!
マッシャラー!マッシャッラー!マッシャッラー!!」

こういう状態を
トルコでは

「ナザールに当たった」
という。

本来は
発言した人に

嫉妬や、羨望などの
負の感情があって

そういう気持ちで
相手に発言すると

その気持ちが
「気」となって

相手に
害を及ぼす、と
思われている。

これが
「ナザール」。

で。
その、負の気を
消すおまじないが
「マッシャッラー」

これを
3回唱えると

負の気は
消えてなくなるんだそうだ。

「え~でも。先生は
妬んで言ったんじゃなくて
褒めてくれたんでしょ?
何で、負の気になるの?」

と、
ひつじ飼いが聞くと

「ココロの中から
本気で感心しながら
言うと

その情の強さが
相手に悪さをすることも、
あるんだって。」

とのこと。
ふ~ん。
へえ~。

だから
トルコでは

かわいい子供を
褒める時に

わざと
「かわいくないね~」
などと

反対の事を
言いながら、褒める人がいる。

これも。
相手の子供が

ナザールに
当たらないための

配慮、って
わけなのだ。

「私なんかさ~。
自分に対しても、ナザール当たるんだよ!
ほら、例えば。
今日は、天気がよくて、気分がいい~!とか
今日の服装は、かっこいい~!とか

何か
言ったりすると、もう、テキメン!!
こないだなんか

階段の
上から下まで
転がり落ちて

もう
ずたずたのどろどろに
なっちゃったもん」

淡白で
水に流すのが

大好きな日本人、
としては。

なかなか
理解しがたい感情だが。

思い込みの強さは
世界一なんじゃないか、と
思われる

トルコ人ならでは、の
感じ方なのかもしれないww

で。
先生に

マッシャッラーを
3回、言ってもらって

無事に
体操教室、終了したんすけどw

今度から
じゃらじゃら

ナザールボンジューを
つけて歩くかなww



そうそう。
この、

ナザールボンジューと
よばれる

トルコ名物
「青い目のお守り」は

何を隠そう
この、「ナザール」から

身を守るための
お守りなんすよw



こんだけ
あっちこっちで

売ってるってことは。
そんだけ

被害にあってる人が
いる、というか

信じてる人が
多い、ってことだよね~。

でも
ナザボンちゃん

かわいいから
大好き♪



本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます!

ぽちっと応援
よろしくお願いしまっす♪

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソカク・チョジュウ(ストリート・チルドレン)

2014年04月11日 08時00分37秒 | 事件・事故・宗教・政治
「お母さん~見て見て、このビデオ。
本物なんだって…」

携帯に
映し出されているのは

多分10代の
男の子たち。

シンナー中毒になって
体中

カミソリの
自傷跡だらけの子。

ごみを
集めつつ

ごみだめの中で
生活しながら

ごみを売った
少ないお金で

生きていこうと
もがく子。



いずれも
アンタルヤで

撮影されたもの
らしいが。

一体、誰が
どんな目的で、
撮影したやら…。

ビデオの中の
少年達は

必死になって
泣きながら

俺たちを助けて!
生きる権利をくれ!と
訴えかける。

「両親がいなくて、ずっと路上生活して
大きくなったんだってさ。この人」

泣きそうな顔をして
ぽつり、と長男が告げる。

自分と
同じような年の少年達が

実際に
トルコのどこかで

こんな生活をしているんだ
という事が

結構
ショックだったみたいだ。

実際。
トルコの大都市には

たくさんの、
ストリートチルドレン
が、いる。



トルコが
あまり

表に見せたがらない
ダークサイド。

路上で
体重計を前にして
小銭を稼ぐ子。



赤信号で
止まっている車に

走り寄って来て。
ティッシュペーパーなどを

売りつけようと
する子供。

重たい
靴磨きの道具を

肩から担いで
街を歩く子。



トルコの大都市の
街角で

必ず一度は
目にする、光景だ。

実際
ネブシェヒールでは

靴磨きの子や
小物売りの子を

時々
みかけるが。

アンタルヤでは
スミットを
売っていた少年に

危うく
財布を持ち逃げされそうに
なったこともある。

アンタルヤの
マックに座っていた時も

どこからか
薄汚い格好をした

5~6人の
子供達が

ぞろぞろと
入店してきて

店内の客に
物乞いを始めたのも
見たことがある。

ひつじと~ちゃんは
お釣りの2リラを

子供達に
あげたんだけど。

「おじさん。ありがとう」と
小銭を握って

子供達は
また、ぞろぞろと

店の外に
去って行ったっけ…。

あの時は
横で、

ハンバーガーを
頬張る我が子を見ながら

なんとも
いたたまれない気持ちになったものだった。



もちろん。
親無し子、ばかりではない。

親が
ロクデナシで

子供を働かせて
自分は家で

飲んだくれてる、
なんて

パターンも
ある。

何年か前に
イスタンブールで

実際に起きた
事件だが。

6歳くらいの
弟を

15歳くらいの
兄が

半殺しになるほど
殴って

ごみ箱に
捨てた、のだ。



幸い、
この子は

朝、ごみを集めに来た
清掃職員に発見され

一命をとりとめて
病院に搬送された、が。

その後、
容疑者として

14才と15才の
実兄が、補導される。

調べに対し
兄弟は

路上で
小物を売って

その売り上げを
毎日

親に
もって行くのが

彼らの仕事
だったのだが。

弟が遊んで
ちっとも、売り上げを
あげないので。

業を煮やした
兄弟は

弟を
叱るつもりで、殴ったと。

もし。
売り上げが少なければ

家で親に
自分達が殴られるので

それが怖くて
やった、という
供述をした。

この兄弟は全員
現在、福祉施設に
入所しているそうだが。

なんとも
ひどい話で

トルコで一時
大問題になった。

まだまだ
見なきゃいけない現実が

たくさん
あるのだろうけど…。

神様仏様
ゴメンナサイ。

私は
自分の子供を守るだけで
精一杯なんです…。

どうか
1日も早く

こういう不幸な
子供達が

ココロから笑える
社会になりますように。

願ってやみません。


本日もお付き合いいただいて
ありがとうございます。

ぽちっと応援
よろしくお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする