みんなで遊ぼう‐遊ぼう会

遊び道具がなくても、“みんなで楽しく安全に”遊べる遊びを紹介しています。

『伝言ゲーム-その1-』

2011-03-24 | ことば・リズム遊び
パーティーゲームの王様、『伝言ゲーム』!パターンを変えることで、難易度も上がっていきます。またチーム対抗戦として、その正確さやスピードを競う遊び方もあります。ここでは、5種類を紹介します。

〈対象年齢・人数・場所〉
小学3年生以上。10人以上。列を成せる程度。

〈遊び方〉
1.ノーマル
(1)輪になって座ります。最初の人が何か言葉(単語、短文)を決めて、次の人に回します。
(2)ぐるりと一周したら、最後の人が回ってきた言葉を発表し、最初の人に合っているか確認します。
(3)回す言葉の長さや、早口言葉のような言いにくい言葉にすると難易度が上がります。

2.逆さ言葉伝言ゲーム
(1)ノーマルと同じですが、最初にお題を逆さ言葉(例「とけい」→「いけと」)にしておきます。
(2)最後の人はそれを元の言葉に直して答えます。逆さ言葉なので正確に伝えるのが難しく、普通の伝言ゲームよりも難易度が上がります。

3.お話伝言ゲーム
後ろの人の難易度が徐々に上がっていく伝言ゲームです。前の人は、自分の始めたお話がどんな風に変わっていくかを楽しみます。
(1)最初の人は、短い言葉で始めます(例「むかしむかし」)。
(2)次の人は、回すときにもう一個言葉を付け加えてまわします(例「むかしむかし、あるところに」)。
(3)回っていくうちにどんどんことばが付け足され、最終的にはひとつのお話が完成します。最後の人は、完成したお話をみんなに発表します。

〈注意点〉
・子どもが一度に覚えられる言葉は、せいぜい文章2つぐらいです(例「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは、意外と筋肉質でした。」)。
・意味のない言葉(逆さ言葉や適当に音を並べたもの)では、より記憶が難しくなります。


【出典】
伝統遊び

『ワードトラップ』

2011-03-24 | ことば・リズム遊び
ついつい言ってしまう口癖ってありますよね?会話を巧みに誘導して、相手にNGワードを言わせましょう。

〈対象年齢・人数・場所〉
小学4年生以上。4人以上。輪になれればOK。

〈遊び方〉
(1)適当な大きさの紙(写真ぐらいの大きさ)を、1人に人数分-1枚ずつ(8人でやる場合、1人7枚ずつ)配ります。
(2)紙に1つずつ“NGワード”を書きます。NGワードを書いた面は伏せて、誰にも見られないようにしてください。
(3)その紙を一度集め、シャッフルしてから、全員に同じ枚数配ります。このときも紙は伏せたままです。自分に配られたカードは、山札として伏せたまま重ねます。
(4)山札の一番上から紙を一枚取り、NGワードの書いてある面を前にしておでこにつけます(インディアンポーカーと同じ)。何が書いてあるか自分で見てはいけません。
(5)ゲームがスタートしたら、他の人のNGワードを確認します。普通に会話をしながら、そのNGワードを言ってしまった人から抜けていきます。

〈おまけ〉
例えば、NGワードが「カレー」の人がいたとしたら、「昨日の夕飯何食べた?」や「好きな食べ物は?」などのトークで罠にはめましょう。いきなり「カレーって言ってみて」などというのは、エレガンスさに欠けます。

〈注意点〉
あくまでも普段の会話で言ってしまいそうなことを書きましょう。以前友だちが自分の好きなプロ野球選手を書いて、誰もわからなかったということがあります。


【出典】
こちら葛飾区亀有公園前派出所128巻「トランプトラップの巻」より作成

『おちたおちた』

2011-03-24 | ことば・リズム遊び
「落ーちた落ちた」「何が落ちた?」落ちてくるものに合わせて動作を変えながら、

〈対象年齢・人数・場所〉
年中以上。2人以上。ぶつからない程度。

〈遊び方〉
(1)1人が「落ーちた落ちた」と言い、他の子どもたちは「何が落ちた?」と聞きます。聞かれたら「りんご!(手をおわん方に)」「かみなり!(手をおへそに)」「げんこつ!(手を頭に)」など、落ちたものとポーズを組み合わせて答えます。このとき、他の子たちもまねをします。
(2)何度か繰り返して、それぞれの答えのときのポーズを覚えさせます。
(3)みんなが覚えたら、「これから私は間違えるかもしれないから、みんなは間違わずに受け止められるかな?」と言い、りんごのときにおへそを押さえたり、今まで言っていなかったもの(例外)を言ったりします。例外のときのポーズは決めても、動かないとしても良いでしょう。間違いにつられてしまったり、例外に反応してしまったら負けです。

〈おまけ〉
落ちてくるものの例→「あんぱん(上を向いて口をあける)」「お金(足を出して、踏んで隠すふりをする)」「お星様(両手を組んで願い事をするふりをする)」「単位(頭を抱える)※大人用です」

〈注意点〉
動作をこちらで指定するよりも、子どもたちと一緒に決めていった方が飲み込みが早い場合があります。


【出典】
伝統遊び

『あーぶくたった』

2011-03-24 | ことば・リズム遊び
鍋を囲んでみんなで歌います。料理のときに口ずさむのもいいかも?

〈対象年齢・人数・場所〉
小学生以上。8人以上。輪になれればOK。

〈遊び方〉
(1)鬼が真ん中に目をつぶってしゃがみ、他の人は手をつないで輪になります。
(2)他の人はしゃがんだ鬼を囲んで「あーぶくたった 煮え立った 煮えたかどうだか 食べてみよう。ムシャ ムシャ ムシャ(鬼を食べるまね)まだ煮えない。あーぶくたった 煮え立った 煮えたかどうだか 食べてみよう ムシャ ムシャ ムシャ(鬼を食べるまね)もう煮えた」と歌いながら手をつないで周りを回ります。
(3)煮えたら鬼は立ち上がり、他の子は「戸棚にしまって(鬼を「戸棚」にしまうふりをする)かぎかけて ガチャ ガチャ ガチャ(ここでみんな鬼から遠ざかり、ひとかたまりになります) お布団しいて 寝ましょ」と歌って寝たふりをします。
(4)鬼は少しだけ近くにより「トントントン」と声をかけます。他の人は「何の音?」と聞いてください。鬼は「風の音」や「木が揺れる音」など適当に答えます。
(5)4のやり取りを何度か繰り返した後、鬼が「お化けの音~」と答えたらみんなは「おばけだー」と言って立ち上がり、一斉に逃げます。鬼はそれを追いかけます。あとは普通の鬼ごっこと同じです。

〈注意点〉
動作などを覚えるのに多少時間があかるかもしれません。いきなり始めずに、動作の確認を一通りしてから始めるとよい場合があります。


【出典】
伝統遊び

『かごめかごめ』

2011-03-23 | ことば・リズム遊び
ザ・伝統遊び『かごめかごめ』。古き良き日本のわらべ歌です。

〈対象年齢・人数・場所〉
年長以上。5人以上。輪になれればOK。

〈遊び方〉
(1)誰か1人が真ん中に目をつぶってしゃがみ、他の人は手をつないで輪になります。
(2)みんなで「かごめ かごめ かごのなかのとりは いついつでやる よあけのばんに つるとかめがすべった うしろのしょうめんだぁれ」と歌いながら回り、「だぁれ」で止まります。
(3)真ん中の人は、歌い終わりに自分の後ろにいるのは誰か、目をつぶったまま当てます。当たったら、後ろの人と交代です。

〈注意点〉
小さい子は、歌の歌詞を覚えるのが少し難しいかもしれません。


【出典】
伝統遊び

『ライアーゲーム』

2011-03-23 | 元気に走り回る遊び
リーダーの言っていることが嘘か本当か聞き分けろ!知識と反射神経を使ったスリリングなゲームです。

〈対象年齢・人数・場所〉
小学生以上。8人以上。グラウンドの4分の1ぐらい。

〈遊び方〉
(1)“trueチーム”と“lieチーム”にわかれ、真ん中の線を挟んで並びます。
(2)リーダーが「明日の次の日の日は明後日」「北の反対は東」など、正しいor間違った文章を言います。
(3)文章が正の場合、trueチームがlieチームを追いかけます(誤の場合はその逆)。
(4)制限時間を設け、○秒以内で何人捕まえられるかを競います。

〈おまけ〉
チーム名は必ずしも“true”と“lie”でなくてもかまいません。子どもたちにわかりやすいチーム名にしてください。

〈注意点〉
リーダーの指示文を子どもたちは耳だけで聞き取るので、なるべく簡潔にしてあげた方がよいです。


【出典】
伝統遊び

『爆弾回し』

2011-03-23 | ことば・リズム遊び
名前は物騒ですが、誰でも簡単に遊べて楽しいゲームです。ウォーミングアップにやってみましょう。

〈対象年齢・人数・場所〉
小学生以上。3人以上。輪になれればOK。

〈遊び方〉
(1)ボール(または丸めたハンカチ)をひとつ用意し、小さい輪になるようにみんなで立ちます。このとき、円があまり大きくならないようにしてくだい。
(2)最初にお題と制限時間を決めます。みんなで決めても良いし、最初にボールを持っている人が決めても良いでしょう。ここでは仮に「野菜」とします。制限時間は、お題の難易度によって、3秒、5秒と変えます。
(3)ボールを持っている人は、お題に沿った答えを言えたら、誰でも良いのでボールをパスします。パスされた人は、また答えを言い、次の人へパスしていきます。
(4)ボールを持っている人は、制限時間内に答えて次の人にパスをしないといけません。持っていない人は、みんなでカウントダウンをします。制限時間内に答えられなかった人が負けです。

〈おまけ〉
「ボールをパスするときに相手の名前を言う」「パスされたら、パスした人に“○○さんありがとう”と言う」などのルールを加えると、自己紹介を兼ねたアイスブレーキングとしても使えます。

〈注意点〉
ボールは優しくパスしましょう。爆弾はちょっとした刺激で破裂してしまいます。


【出典】
伝統遊び

『ポコペン』

2011-03-23 | 元気に走り回る遊び
不思議なかけ声で始まる缶けりの変形バージョンです。

〈対象年齢・人数・場所〉
小学校低学年以上。3人以上。隠れるところがたくさんある場所。

〈遊び方〉
(1)鬼は柱か木に顔を伏せて立ち、他の人はいっせいに「ポコペンポコペンだぁれがつっついた。ポォコペン、ペンペコペン」と歌を歌いながら鬼の背中をつっつきます。
(2)歌い終わったら鬼はふりかえり、最後に自分をつついた人が誰か当てます。もし当たったら、つっついた人が鬼となり、また歌からはじめます。外れたら、鬼はまた顔を伏せ、百を数えます。その間に他の人は鬼から見えないところに隠れます。
(3)鬼は百数え終わったら、他の人に聞こえるように大きな声で「百!」と叫びます。他の人はこれを合図に、鬼がそれまで顔を伏せていた木や柱を狙い始めます。
(4)他の人が鬼に見つからないよう、守っている木や柱に駆け寄り、「ポコペン!」と言ってタッチすることができたら、鬼の負けです。みんなを集めてまた歌からはじめます。
(5)鬼は他の誰かを見つけたら、「○○ちゃん見っけ、ポコペン」と言って柱か木にタッチします。見つかった人が、鬼が言い終わってタッチするまでに「ポコペン!」と言ってタッチできれば、鬼の負けとなります。間に合わなかった場合は、そのまま捕虜となって、柱のそばに立ちます。
(6)全員を捕虜にできたら、鬼の勝ちです。最初に見つかった人が、次の鬼になります。
(7)鬼は柱にべったりくっついていると、誰も見つけられませんし、他の人も、隠れる場所が遠すぎるとタッチできず、近すぎると見つかりやすいので、駆け引きが必要になります。


〈注意点〉
多少決まりごとの多い遊びですので、事前のルール確認をしっかりと行いましょう。


【出典】
伝統遊び

『Sケン』

2011-03-21 | 元気に走り回る遊び
S字の道を突き進み、相手の陣地を攻め落とせ!じゃんけんを武器に戦う陣取りです。

〈対象年齢・人数・場所〉
年長以上。8人以上。教室ぐらいの広さ。

〈遊び方〉
(1)2チームににわかれます。
(2)地面に大きなS字を書いて、線の両端にチームごとにわかれます。
(3)各チーム先頭の1人が相手の側に向かって線の上を走って行き、相手チームと出会ったらじゃんけんをします。
(4)勝った人はそのまま進み、負けた人は自分の陣地に戻ります。そのとき、負けたチームの次の人が線を進み始めます。
(5)S字の上では両足がつけますが、じゃんけんで負けて戻るときは線から出てケンケンで戻らなければいけません。 
(6)相手の陣地にたどり着いたチームが勝ちです。

〈注意点〉
S字は大きく書くようにしましょう。


【出典】
伝統遊び

『ケイドロ(ドロケイ)』

2011-03-21 | 元気に走り回る遊び
今も昔も大人気の遊び『ケイドロ』。ここでは2バージョンを紹介します。

〈対象年齢・人数・場所〉
小学3年生以上。10人以上。グラウンドの半分ぐらい。

〈遊び方〉
1.ノーマル
(1)2チームにわかれ、一方が警察(A)、もう一方が泥棒(B)となる。
(2)警察は、地面に線を引いて牢屋を作る。
(3)Bチームが逃げ、Aチームがこれを捕まえる。タッチしたら捕まえたことになる。
(4)捕まった泥棒は、牢屋につながれる。しかし、Bチームの仲間がタッチすれば牢屋から出られる。
(5)ゲーム時間を決め、時間内にBチームを全員捕まえられればAチームの勝ちです。

2.陣取り
(1)2チームにわかれ、それぞれ陣地を決め、陣地に宝を置きます。
(2)チームで相談して、相手の宝を取りに行く人、自分たちの宝を守る人など役割を決めます。
(3)相手にタッチされたら、相手チームの陣地につながれます。しかし、味方チームの人にタッチされたら牢屋から出られます。
(4)宝を取られるか、チームメートが全員捕まったら負けです。

〈おまけ〉
大人数でで陣取りをするとき、3、4チームにわかれるとより複雑な攻防が展開されます。

〈注意点〉
特にありませんが、衝突など怪我には気をつけましょう。


【出典】
伝統遊び