みんなで遊ぼう‐遊ぼう会

遊び道具がなくても、“みんなで楽しく安全に”遊べる遊びを紹介しています。

はらぺこペンギン

2020-03-04 | 科学・算数遊び
海の中にいるお魚を、はらぺこのペンギンがどんどん食べていきます。
5 匹のお魚の中から 2 匹食べたら残りは何匹?そこに 4 匹のお魚がやってきたら今度は何匹になった?足し算と引き算を楽しく学びましょう!

<年齢> 4 歳以上
<時間> 10 分~20分
<道具> 青っぽいお皿や紙ナプキン(海に見立てる)、魚の形をしたクラッカー(豆菓子などでも OK)、白紙、鉛筆
<わんぱくレベル>★★★☆☆

<準備>
(1)青っぽいお皿や紙ナプキンを人数分用意します。
(2)魚の形をしたクラッカー(以下さかな)を、箱から出してカップに移しておきます。

<進め方>
(1)「これから君は、おなかを空かせた“はらぺこペンギン”です」と言います。
(2)「海の中におさかなが 5 匹います」と言って、皿の上にさかなを 5 匹乗せます。数を十分に理解できていない子の場合、指さしながら一緒に 5 匹いることを数えてあげてください。
(3)「そこにはらぺこペンギンがやってきて、おさかなを 2 匹食べてしまいました」と言います。子どもは2 匹のさかなを食べます。「海の中には何匹おさかなが残ってる?」と聞きます。
(4)「仲間が少なくなって寂しいおさかなのところに、4 匹のおさかながやってきました」と言って、皿の上にさかなを 4 匹乗せ、「海の中には何匹おさかながいる?」と聞きます。
(5)「またまたはらぺこペンギンがやってきて、おさかなを 3 匹食べました」と言い、子どもが 3 匹のさかなを食べるのを促します。「海の中には何匹おさかなが残ってる?」と聞きます。
(6)さかなの仲間が増える→ペンギンに食べられるという流れを数回くり返します。
(7)「今やった計算を書いてみよう」と言い、紙に「①5-2=3」というようにお話を一緒に思い出しながら式を書いていきます。

<おまけ>
・お菓子を使いたくないときは、おさかなのお絵かき大会をしてから、それを使ってゲームをしましょう。
・ごはん時に、唐揚げなどを使って同様のゲームを楽しむこともできます。

<注意点>
・幼児とやる場合は、足し算の答えが 10 を越えないように気をつけましょう。
・このゲームに没頭しすぎると本当におなかがいっぱいになるので、ご飯前は避けてください。

【出展】GEMS『ペンギンとひなたち』

『わけっこ、あてっこ』

2020-03-04 | 考える遊び
おうちにあるいろいろなものを仲間分けして、お互いにクイズを出し合います。
どういうルールで分けられているんだろう?何でこれとこれが同じグループなんだ?推理を楽しみましょう♪

<年齢> 4 歳以上
<時間> 10 分~30分
<道具> 毛糸数種類(紐でも OK)、仲間分けに使うもの(ボタン、切手、フィギュア、王冠など)
<わんぱくレベル>★★★☆☆

<準備>
(1)家の中から“宝もの”を集め、机の上に置きます。20~30 個あるとよいでしょう。
(2)毛糸を 30cm ほどに切り、結んで輪をつくっておきます。

<進め方>
(1)「これから、“わけっこ、あてっこ”をします」と言います。
(2)「わけっこ」の説明をします。
・同じところがある仲間を集める。例えば、「丸いものグループ」、「赤いものグループ」。
・仲間の周りを毛糸で囲む。
・どっちのグループにも入るものがあったときは、わっかを重ねて間に入れる。
・答えを聞いたら誰でも納得できる分け方にする。例えば、「僕が好きな形のもの」というグループは他の人は推理しようがない。
(3)お互いに机の上にある“宝もの”をわけっこして、どういうルールで分けたかをあてっこすると説明します。
(4)例として、簡単な仲間分けをつくり、子どもに問題を出します。
(5)やり方が分かったら、子どもに分けてもらいます。わけっこしている最中は、見ないようにしましょう。
(6)子どもがつくった問題に回答します。「どういうところに注目するといい?」とヒントをもらうのもあり。
(7)答え合わせをして、「どうしてこの分け方を思いついたの?」と聞いてみましょう。

<おまけ>
・お片付けを楽しくやりたい時にも使えます。仲間分けをして、箱にしまいましょう。
・宝ものを、前のものと同じ特徴があるものを次々並べていき、宝もの列車をつくってみましょう。
例)赤い 4 穴ボタン→青い 4 穴ボタン→青い軽いコップ→青い重いコップ

<注意点>
・主観的な分類であっても、まずは理由を聞いてあげてください。
・後片付けのことも考えてグッズを引っ張り出すようにしましょう。

【出展】GEMS『宝もの箱』

『たまごころがし』

2020-03-04 | 室内遊び
先がすぼまったふしぎな形をしている鳥のタマゴは、どんなふうに転がるんだろう?
いろんなものをころころ転がして、タマゴの形の秘密に迫ります。

<年齢> 4 歳以上
<時間> 10 分~45 分
<道具> ゆで卵、絵本(ハードカバーのもの)、タマゴの他に転がすもの(ビー玉、乾電池、どんぐりなど)
<わんぱくレベル>★★★★★

<準備>
(1)床を広く使うので、お部屋のお片づけをしておきましょう。なんならこれをエサにしてお掃除大会をしてもよいでしょう。
(2)ゆで卵をつくります。固ゆでになるまでしっかり茹でてください。

<進め方>
(1)「これからタマゴの転がり方について調べます」と言います。
(2)絵本で傾斜をつくり、まずはタマゴ以外のものを転がします。転がす前に、「どこに転がっていきそう?」と予想を聞き、子どもに予想地点に立ってもらいます。
(3)次にタマゴを転がします。同じように予想をしてから転がしましょう。
(4)転がす向きを変えてみたり、傾斜の角度を変えることで転がり方が変わるか確認します。
(5)ある程度パターンに気づいてきたら、子どもたちが転がす番です。的を指定して、そこに向かってタマゴが転がせるかチャレンジします。
(6)さらになれてきたら、ゴルフのように遠い的に向かって、どちらが少ない転がし数(打数)でたどり着けるか「タマゴルフ」で競いましょう。
(7)「鳥のタマゴがこの形をしているのは、何かいいことあるのかなぁ?」と聞いてきましょう。

<おまけ>
・ゆで卵をつくる際に、タマゴを複数使って、何分茹でると半熟、何分茹でると固ゆでという調査をするのもおもしろいです。
・ウズラの卵でも同じことができるでしょうか?

<注意点>
・傾斜をきつくしすぎると、ゆで卵にひびが入ります。
・そうかといって、カーペットの上ではうまく転がりません。

【出展】GEMS『タマゴ タマゴ~ここにも あそこにも』

『サバイバルお絵かき』

2020-03-04 | 親子でふれあう遊び
弱い生きものが肉食の強い生きものに襲われたらどうやって身を守る?お絵かきをしながら、生きものたちの自己防衛について考えます。

<年齢> 4 歳以上
<時間> 10 分~20 分
<道具> 大きめの紙(人数分)、絵を描く道具(クレヨンや色鉛筆など)
<わんぱくレベル>★★★★★

<準備>
(1)お絵かきの勢いが神からはみ出しそうな予感がするときは、下に新聞紙を敷いておきましょう。

<進め方>
(1)「これからお絵かきバトルをします」と高らかに言います。
(2)一人 1 枚紙を配り、紙の半分より下に各自が「弱そうな生きもの」を描きます。
(3)紙を交換し、空いているところに「相手の生きものを食べることができそうな捕食者」を描きます。
(4)また紙を交換し、相手が描いた捕食者に食べられないように、自分の生きものを強くします。
(5)またまた紙を交換し、強くなった相手の生きものでも食べることができるぐらい捕食者を強くします。
(6)(4)と(5)をあと 2 回くり返します。
(7)「こうやって、生きものたちは自分が生き残るための工夫をし続けているんだよ」と伝え、実際の動物はどうやって身を守っているかを図鑑やインターネットで調べます。

<おまけ>
・平面のお絵かきに飽きたら、粘土やブロックなど立体で工作してみるのもおもしろいです。
・実際に動物園に行く前にやると、子どもたちが動物を見る目が変わります。

<注意点>
・あくまで架空のバトルなので、現実的でない生きものが出てきても受け止めてあげてください。
・きつめの言葉や激しい防衛方法を描いている場合、お子さんがストレスをためている可能性があります。親子のふれあいの時間を多めにとってあげてください。

【出展】GEMS『動物の自己防衛』

『ぜんぶ溶かしてみよう!』

2020-03-04 | 科学・算数遊び
紅茶に入れたお砂糖はどこに消えたの?お風呂の入浴剤は?
水の中でいろいろな粉が“溶ける”のを観察しながら、消えると溶けるの違いを学びます。

<年齢> 6 歳以上
<時間> 10 分~45 分
<道具> いろいろな粉(塩、砂糖、入浴剤、だしの素、粉末コーヒーなど)、透明なカップ(粉の数だけ)、
透明なフリーザーバッグ(粉の数だけ)、スプーン(粉の数だけ)、マドラー(粉の数だけ)
<わんぱくレベル>★★☆☆☆

<準 備>
(1)調べる粉をそれぞれ透明なフリーザーバッグに入れておきます。バッグには番号を振ります。
(2)透明なカップに 3 分の 2 ほど水を入れます。

<進め方>
(1)「これからいろんな粉を調べます」と言います。
(2)番号を振ったフリーザーバッグを渡し、それぞれどんな粒をしているか観察します。
(3)「それぞれの粉を、水に入れるとどうなると思う?」と聞きます。「溶ける」という言葉を子どもが使った場合、「溶けるってどういうこと?」と追加で質問します。
(4)粉を 1 つ選び、にスプーン 1 杯を水の中に入れます。まずはかき混ぜずに観察してみましょう。
(5)30 秒ほど観察したら、マドラーでかき混ぜてみます。カップの中はどう変化するでしょう?
(6)次の粉を選び、(4)(5)をくり返します。
(7)「粉が水の中に消えたのではなく、水に溶けたといえるのはどうして?」と聞いてみましょう。消えたのであれば、匂いや、味や、色も消えるはずですよね?

<おまけ>
・同じ量のお湯で実験をすると結果は変わる?(お湯の場合は薄いプラコップを使わないこと)
・ゼラチンと好きなジュースを混ぜてゼリーをつくる。
・液体、固体という言葉を知っている年代であれば、「液体の中に液体を入れるのは“溶ける”なの?」ということも考えてみるとおもしろいでしょう。

<注意点>
・フリーザーバッグを開ける際に粉が飛び散ることがあります。
・ゼリーをつくるときは、入浴剤などの粉を近くに置かないようにしましょう。

【出展】GEMS『溶解について』