トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

連日の排砂作業も空しく・・・

2024-08-13 | 小人閑居して憮然

 オオカナダモの抜去をし帰宅の予定でいたのに吐水口はチョロ水だった。三日前に二日間の強制排砂をしたばかりなのである。その排砂作業を終えた一日後に雷雨があってテレビの観測値では5mmだったから意外と言えば意外なのだが、上の池に向かう林道や池に入る水路の溢れた跡を見ると短時間降水量が半端でない事は理解できた。まあ、観測値の報道される場所とフイールドでの降雨量は同一である訳も無し。きっと狭い範囲にゲリラ豪雨に近かったのだろう。これは隣り沢に降りて沢を渡る丸太橋が流されていたし排砂バルブの場所まで水位が上がったのは確認できたのでいつにない集中雨量だったはずだ。

上の池の集水路  沢の渡り橋流失   増水の痕跡  

 そんな事態で取水升も埋没したのは間違いなく水源地に向かう前に排砂バルブを開けたのだが一滴も出て来ない。これはかなり重症な事態なのはすぐに理解できたのだった。携行した機材は菊型ハンドルと携帯用折り畳みスコップに取水升の砂泥を掬い採る金網笊だけなので、この日はこれで対処するしかない。

 取水地を見れば流路が大きく侵食されて上部の玉石を積み上げた部分も破壊されていた。これ自体は水盗人の構築体なので下流に投げれば良いだけなのだが、この玉石が流れを堰き止めた事で濁りが升内への流入時間が長かったようで升内の泥は送水管口まで達していた。結果的に詰まるまで泥土が管内に吸い込まれて断水、てなもんや三度笠。

 排砂バルブは開けて来たものの、この状況下では通水させる手立てはなく、まずは埋没した取水部を露わにし取水路を整え取水升内の泥を金笊で浚い上げてと、ここまでしか手立てがないのだった。これでは再度、いえいえ再再度、エンジンポンプを運び上げ強制通水させるしかなく、一旦はフイールドの道具小屋に向かい車載して翌日早めの通水作業をすることにした。もう「したと言うよりせねばならない状況下」なのだ。選択の余地も余裕も無いのである。俺って、前世に水悪戯し過ぎたのだろうか…誰か教えて・・・。

 それでも自宅への帰路、低年金高年齢のままでは明日の作業に差し障るからキャンディーズのCDを立体音響を効かして聞きながら帰宅する。これで元気溌剌の青年期に戻った。しかしなあ、この歳になってキャンディーズを聴いてみると「少女の青春!」そのまんまの歌である。歌詞も結構危ないフレーズに満ちていてニタニタ孤爺になって下歌、いいえ、しもうた。はい。

        

 


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