科学で重要な事は「本物を見せる事」だと思う。
最近のCGでは、写真と変わらないくらいのものも作れるようになっているが、CGは、作られた映像であり、「本物の映像ではない」。
このようなCGを作成するのであれば、本物の映像を最初から放送するべきであろう。
CG作成に多額の費用がかかっているのでは?!。
非常に勿体無い。
本物の映像を見ている「管制室の関係者ら」は大喜びしているが、ほとんどの庶民は、その映像を見ていないので、全く盛り上がれない。
米国のアポロの月着陸や、最近では中国の月の裏側への映像など、「本物の映像を流している」。
JAXAの「はやぶさ2」着陸は、テレビでの報道ではCGのみで「事実の映像を報道していない」。
「国民に見せる事が出来ない」のであれば、「最初からプロジェクトの事」を公開しなければ良いのでは?!。
テレビで、リアルタイムに本物の映像を流していないので、多くの庶民は他人事のような状態だ。
全然盛り上がらない。
しかも宇宙に漂っている小惑星に衛星を向かわす事について、「針の穴に糸を通すよりも難しい」などと言う趣旨をニュースでは述べているが、本当にそうなのか?、と疑問が湧いてくる。
野球のピッチャーがボールを投げ、ストライクさせるのとは全く異なる。
小惑星が遠距離で、ターゲットポイントが、非常に狭い場所であったとしても、そこに到達させる為に何回も方向調整しているのだ。
いくら狭い場所に着陸させると言う使命があったとしても、衛星機器の性能が正常に保たれていれば、容易に到達が可能と言える。
ロケットのように発射させ、ノーコントロールで非常に狭いスポットに着陸させると言う事が出来れば、「これは素晴らしい事!」、「奇跡的!」と言えるが、方向やスピードをコントロールしながら接近させる事は、それほど難しくはないと言える。
NHKや民放のニュース報道では「馬鹿はしゃぎ!」している状態で報道しているが、もう少し正確に事実を捉え、冷静な報道を行ってもらいたいと言える。
科学は盛り上げる必要はなく、「事実をそのまま報道」すれば良いのだ。
既にリアルな映像が手中にあるのに、CGで解説している事自体、国民を馬鹿にしている状態と言える。
そのような映像報道されても、興味が全く湧き上がってこない。
興味を持つ子供達や、視聴者は「事実、本物のリアルな動画」が見たいのだ。
科学において、CGを使用して良い状況、期間については「このようになります」と言う想定を解説、説明する事までであり、「現実に実行する前まで」だ。
実際に得られた新たな情報が「他国に利用されるのが嫌」ならば、「最初から国民に対して公開しなければ良い」のでは?!。
そのように思う。
このようなCGばかり多用し、国民に見せつけている状況を考えた場合、「日本からは本物の科学者が育ちにくくなるのでは?!」とも思える。
子供達の中でも、私みたいに、「CGでは本物ではないので、興味が湧き上がらない」と言う子供達も「それだけ増えてゆく」と思う。
「事実を伝えない」、「本物を見せない」と言う事を繰り返していれば、その分野において「興味が湧き上がらない子供達」を増やすと言う事に繋がる事を、関係者らは「考えた方が良い」と言える。
この事は、JAXAにも言える事だし、報道機関にも言える事だ。
「CG」=「フェイク」と言う事だ。
科学においては事実が絶対である。
*一つ、例えるならば、水族館や動物園などで、「本物の生きた魚や動物」がおらず、「写真だけ」とか、もしくは「記録動画」のみの水族館や、動物園に「行きたい!」、「見てみたい!」と、思うのであろうか?!、と言う事だ。
今回の「はやぶさ2」の件と「報道のあり方」については、「この事がピッタリと当てはまる」と言える。
記事参照。
はやぶさ2 着陸に成功 詳しいデータ分析へ JAXA
2019年2月22日 11時33分はやぶさ2
生命の起源の解明を目指して、4年余り前に打ち上げられた日本の探査機「はやぶさ2」が、22日午前7時半ごろ、およそ3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」への着陸に成功したと、JAXA=宇宙航空研究開発機構が発表しました。
JAXAは今後、目的とする岩石の採取などに関わる詳しいデータの分析を行うことにしています。
21日午後1時すぎに高度2万メートルから降下を開始した「はやぶさ2」は、高度500メートル付近で、自動制御に切り替わり、小惑星の大きな岩がない直径6メートルのごく狭い場所への着陸に挑みました。
そして、JAXA=宇宙航空研究開発機構は22日午前、「はやぶさ2」が22日午前7時29分に、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功したと発表しました。
着陸では、探査機の下の長さおよそ1メートルの岩石採取装置の先端を地表につけて弾丸を発射し、砕けて舞い上がった岩石を採取することになっていましたが、この弾丸も発射できたということです。
神奈川県相模原市にある「はやぶさ2」の管制室では、JAXAの職員らが笑顔で抱き合ったり、握手したりして喜んでいました。
JAXAは今後、岩石の採取などに関わる詳しいデータの分析を行うことにしていて、吉川真ミッションマネージャは「非常にほっとした。惑星科学にとって新しいスタート地点になったと思う」と話しました。
「はやぶさ2」はこのあと、小惑星の上空2万メートルまで戻り、あと1度か2度行われる予定の着陸に備えることになっていて、地球に帰還するのは、来年12月の予定です。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190222/k10011824161000.html
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