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中国の立場を考える

2017-04-24 17:11:34 | 政治

ちょっとここのところの全般的な東アジア情勢のおさらいをしておこうかと思う。


中国、韓国、そして日本の左側は日本が正しい歴史を認めない、つまり再び侵略戦争をアジアで行うつもりだ、これは怖いというイメージを作るのにここ10年躍起だった。


浦和レッズや国内料理店の外国人お断り、アンネの日記を図書館から抹殺しようとした人間、教育勅語を暗唱させる安倍フリークの学園夫妻、そして慰安婦問題をなきものにしようと躍起になる日本、等々


これらイメージ作戦の主目的は、日本が安全保障に力を入れない様に外圧(欧米)を利用する、という狙いがある。


日本が軍事力をつけると再びアジア制覇をもくろむ、おお怖い、という往年の建前はとりあえず置いといて、実際、安倍首相が強く実行しようという安全保障をアジアオセアニア米国で作るとどうなるのか。


安倍首相が考えるアジアの安全保障は、第一段階ではアメリカ、オセアニア、インドも含む広い範囲での共同軍事組織だ。


第二段階では朝鮮半島、東ロシア、中国、モンゴルまでも含むはずだ。


アメリカ含むこの共同体は、ほぼ世界の敵対しそうな相手が手出し出来そうもないものになる。なら、いいんじゃね、というのはアメリカと日本の立場だ。


誰が一番文句があるかといえばもちろん中国だ。中国が考える安全保障は、中国の周辺国全部が中国の軍事力による安全保障の下に入ること。そこにロシアとアメリカ、ついでに日本は含まれていない。理由は強すぎてとても中国の言うことをこの連中が聞きそうにないからだ。NATOによって多大な不利益を被っているロシアの二の舞は踏むな、だ。


ロシアでなくとも典型的サンプルとしてEUで主導的立場になるつもりだったのにドイツにその席を取られイギリスに抜けら欧州の単なる口うるさい有力国になったフランスがある。


中国が主導してアジアを平定するには日本やアメリカ、ロシアは邪魔なのだ。ついでにインドも。


なぜそこまであんたが大将でなくてはならないのか、は感覚的な話だが自分がいようがいまいが次々と決まっていく国際的問題にここ数百年、中国は腹が立って仕方がない。自分は会社では偉いんだ、と言っても家庭内で軽く扱われるお父さんの心情というか。


中国の政治家が異常にメンツにこだわるのもここに起因がある。誰のおかげで飯が食えると思っているのか、とホントは言いたい。もちろん誰も思っていないから反論倍返しついでに「早く死んで」でおしまいである。


中国の国力が弱まれば周辺国に独立心旺盛な指導者が現れ、常に中国の政権を脅かすのはこの数千年繰り返してきた。安倍首相は全アジアを中国抜きでまとめてしまうかもしれない恐怖の指導者であり、これは潰すしかない、歴史を認めない右翼思想のイメージ作戦でいこうと。


北朝鮮は中国に異を唱える指導者を添える国家ではあるが、全アジアを主導する立場には間違いなくなれない。いくら北が吠えようが韓国が色目を使おうが、これらは大した脅威ではないのだ。中国が怯えるのは中国以上に信頼されるリーダー国家だ。フランスで言うところのドイツでありイギリスだ。


日本はアジアの覇権など大して興味があるわけではないが、中国にはそれはとっても大事な事柄なのだ。つまり、安倍後の日本のリーダーが中国の大事なメンツを潰すような政策を示すようであれば、民進党やマスコミを使って追い落とすイメージ作戦は今もやっているし今後も続く、ということになる。

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