トリCのブログ

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分り易すぎる海水中断劇

2011-05-27 23:14:00 | 政治

政府としては官邸主導であの危機を乗り越えた、としたい


 


東電上層部としては税金投入の為に政府に楯突くことはしたくない


 


東電現場としてはその空気を読み取りつつ上層部と政府の命令を無視してでもベストを尽くす&泥を被ってもOK


 


マスコミは吉田所長をダイ・ハードのマクレーン警部に仕立て上げる演出でいきたい


 


 


こういった流れであれば魚釣島事件の時のSengoku38氏なのだろう。出来れば海江田さんが何としても吉田所長をクビにすると息巻けばあの時の仙石官房長官の役回りとしてぴったしなのだが。


 


ただこれはあくまでも国内限定の田舎劇団の話だ。


 


このあとIAEAが調査に入る。当たり前だが欧米は極めてデジタルな調査方法となるわけで上で書いたような人情劇が通じない。国会の答弁のようにああーーーーとかおーーーーとかやって時間稼ぎやあっちの方向に適当に話をごまかせない。納得するまで延々と同じ質問がどんどん詳細に詰め込まれていくだろう。


 


かつて自民党議員がアメリカ相手に日本流でニコニコごまかせると思ってどえらいしっぺ返しを食らったのと同じように井の中の蛙である民主党が同じ目にあいヒイヒイ言うのは目に見える。


 


だがこれがきっかけで民主党が中二病政党(何でも大人が悪い、みたいな)から脱却できるのであればまあひとつの進歩であるし仕方が無いのかなと思うようにしている。



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