彦根市立鳥居本学園 ブログ 

平成27年4月から小中一貫型小中学校として新たな歩みを始めました。学園と鳥居本の魅力満載ブログです。

全国学力・学習状況調査分析(自校採点による)4

2015年07月29日 | 鳥居本中学校学習
数学B
 液晶プロジェクターの投影距離と投影面積の関係について問う問題からスタートする非常に身近な題材で面白い問題が続きました。数学って生活のどこに役立つのだろうと疑問に思う生徒は少なからずいる中で、この手の問題は生活の場面で使えると思えるようになります。
 ところが、残念なことに「活用」できる力を付けることは難しかったなと採点をしていて実感しています。
 さて、
正答率の高かった問題
大問2 整数の性質を考える問題
 連続する3つの整数の和がどんな数になるかを調べます。
 1,2,3の時 1+2+3=6=3×2
 3,4,5の時 3+4+5=12=3×4
10、11,12の時 10+11+12=33=3×11
で予想が「中央の整数の3倍になる」ことを説明するという問題です。

正答率の低かった問題
大問1 プロジェクターの問題
 投影距離をx、投影画面の高さをyとした時、yをxを使って表す。
 明るさと面積の関係を文字式にしていくなど。

 やったことのある問題は何とか解答を導き出すことができても、初めてみる問題はうまく考えることができなかったようです。
 岐阜県のある小学校で、学校にある一番高い木の高さを調べようという課題を出したところ、いろんな方法を子どもたちが考えます。木の近くに立った友達の身長の何倍あるか、影を測って図面を書く、自分の立っている位置から見る木の頂点の角度と木との距離から計算する。とても小学生には難しい事を、小学生は調べて挑戦してみるのです。そこで彼らの感想は、
「算数って便利なんだな。」
でした。この感覚が「活用」には必要です。私たちにはこの感覚が足りないのかも知れません。初めてみる問題についても何とか解決しようとする姿勢を育てたいと思います。

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