郡上おどりをテレビで観る

2018年09月16日 11時21分00秒 | 社会・文化・政治・経済
「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」の歌詞で知られる郡上おどりは約420年の歴史があり、江戸時代に士農工商の人心の安定と融和を図るために奨励され盛んになったと言われています。
夏の2ケ月間にわたり約30夜開催する郡上おどりの最大の特徴は、観る踊りではなく参加する踊りというところです。
老若男女、地元の人も観光客もいっしょになって踊り、服装は自由ですが、浴衣が基本です。
盂蘭盆会の8月13日から16日までの4日間は翌朝まで踊り明かす徹夜おどりで賑わいます。
10種類のおどりすべてが国の重要無形民俗文化財に指定されています。
郡上八幡博覧館では、年中郡上おどりの実演が見られるほか、郡上八幡旧庁舎記念館では郡上おどりのレッスンを受けることもできます(予約が必要です)。
夜風が君の髪をなで、月がぽっかり浮かぶころ、

「郡上のナァ〜」の唄声と、 三味(しゃみ)に太鼓に笛の音(ね)が、

川の瀬音に重なって、郡上おどりの夜がひらく。

ゆれる提灯、ゆかたの影、 響く手拍子、げたの音。

忘れかけてた日本の夏。 心おどる夢一夜。

「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」 
の歌詞で知られる郡上おどりは400年にわたって城下町郡上八幡で歌い踊り続けられてきたもので、江戸時代に城主が士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい。」と奨励したため年ごとに盛んになったものです。

そんな歴史背景から郡上おどりは誰もが、つまり観光客も地元の人もひとつ輪になって踊るという楽しさがあるのです。 
ここに郡上おどりは「見るおどり」ではなく「踊るおどり」といわれる理由があ ります。

お囃子と下駄の音、それに川のせせらぎが重なって山あいにこだまする夏の夜の風情。

圧巻は徹夜で踊る盂蘭盆会の夜明け近く、東の空が白々と明けゆく頃。 

その時は歌い手と踊り手の息がピッタリと合って夏の夜の短かさを惜しむように踊りがつづきます。

さて、ここからは解かりやすくQ&Aでおどりについての基本的なご案内をいたしましょ
シーズンの締めくくりとなる名残りの一夜は町の中心にあたる新町から今町で開催です。11時になるとおどり屋形は無数のほおづき提灯の灯りに見守られながらゆっくりとおどりの輪から離れてゆきます。
地元の者も観光客も一体となって最後のおどりを惜しむ哀調あふれるひとときです。ほおづき提灯を手に屋形の見送りは観光客のみなさんにもご参加いただけます。午後6時までに観光協会にお申し込みください。
午後8時〜おどり開始
屋形送り11時〜

う。
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