自民党と密接な関係があることで有名な日本青年会議所（JC）ですが、公式ホームページ上で「不適切な発言があった」として謝罪しました。
日本青年会議所が謝罪したのは「宇予くん」と称するキャラクターがネット上で不適切な発言を繰り返した行為です。このキャラクターは憲法改正路線を強く主張していたキャラクターで、先日にはこのキャラクターを作るための指示書と思われる用紙が流出。
そこには宇予くんの運用方針として、「憲法改正をはじめとする歴史や愛国心など保守的なことを面白くつぶやく、また対左翼を意識し、炎上による拡散も狙う」などと書いてあり、他にも広告の具体的な手法も記載されていました。
情報拡散の手法としてYouTubeやニコニコ動画のような動画サイトを連動させて、複数のSNSから一気に流行させる形を狙っていたようです。
この一連の騒動について日本青年会議所は「実際に担当者から投稿されたのは、全て担当者の個人的見解である、関係ない機関・団体その他への誹謗中傷や品性を欠いた内容ばかりであり、当会の理念や運動の方向性とは著しく反するものです」と述べ、あくまでも担当者の個人的な見解だと言及しています。
その上で、再発防止に向けたコンプライアンスチェックの強化を徹底するとコメントしていました。
一応は謝罪をしていますが、その責任を全て担当者に押し付けるような印象があるところです。
ちなみに、問題の宇予くんは騒動後にツイッターアカウントを削除して、そのまま行方不明となっています。
日本青年会議所 お詫び
http://www.jaycee.or.jp/2018/topic/01topicnotice/2243
お知らせ 2018.02.28
この度、「宇予くん」と称するキャラクターがツイッター上で不適切発言を繰り返しておりました。かかるキャラクターは、元々は当会が憲法改正論議をより充実させ、憲法改正への契機とすべく、国民レベルでの議論をツイッター上で巻き起こす目的で企画致しました。企画段階での投稿内容は、憲法改正に関する論点や歴史、愛国心など保守的なことを面白くつぶやき、拡散をさせるというものでした。しかし、実際に担当者から投稿されたのは、全て担当者の個人的見解である、関係ない機関・団体その他への誹謗中傷や品性を欠いた内容ばかりであり、当会の理念や運動の方向性とは著しく反するものです。憲法改正論議は、国民レベルでの自由且つ健全な議論の下に行われるべきであり、他者を誹謗中傷することか ら前向きな議論やいい結論など生まれるはずがありません。
同じく、関連の HP 等で掲載された「憲法漫画」第１話登場のキャラクター等において、一部不適切な掲載がありました。この作品はあくまでフィクションであり、実在する人物及びその思想等とは、一切関係がありません。但し、誤解を生じかねない内容が含まれていたため不適切であると判断し、掲載は直ちに削除をさせていただきました。
当会としましては、かかる事態を重く受け止め、皆様に混乱と誤解、そして何より不快な思いをさせたことを深くお詫び申し上げるとともに、下記のとおり、再発防止に向けたコンプライアンスチェックの強化を徹底します。
末筆になりますが、今後とも当会の理念と運動へのご理解とご協力を賜りたく、深くお願い申し上げます。
記
１ 当会のコンプライアンス審査において、完成した成果物自体を入念に審査します。
２ 当会及び関連 HP やツイッターの投稿において、当会の理念や運動の方向性に違反した内容が
掲載されていないかコンプライアンス担当で巡回審査を行います。
以上
２０１８年２月２８日
公益社団法人日本青年会議所
国家戦略グループ担当副会頭 渡 康嘉
宇予くん
https://twitter.com/j0fd7eci6mkcahz
Twitterで画像を見る
Twitterで画像を見る
ロジ
@logicalplz
また変なものが見つかったようだ。JC(日本青年会議所)に関係する文書らしいが……。
「対左翼を意識し、炎上による拡散も狙う」
宇予くんって何だよ。
つぶやき事例:(対左翼炎上狙い)「憲法第9条のおかげで戦争が起きないって言ってるやつ、頭おかしいど。おでのムキムキ筋肉パンチで葬り去るど。」
15:57 - 2018年2月27日
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